ドイツの自宅でガス漏れ発生！

こんにちは、いちごです。

先月中旬、

家のガス式の給湯器が突然ガス漏れを起こしました…

ガス漏れした給湯器

この給湯器の火をつけると、シャワーやキッチンでお湯が出るようになります。

私たちはお湯を使う頻度が少ないので、シャワー後はほぼ毎回スイッチを切っていました。

しかしある晩、スイッチを切り忘れ、朝までつけっぱなしにしていたら、、

バスルームがなんか臭い(°▽°)

変にツンとくるような臭いが微かにしました。

初めは何かの間違いだと思いいろいろ試してみましたが、やはり原因は給湯器。

アパートの管理会社に連絡したのは金曜日の夕方でしたが、返答がなく…

ドイツの会社は土日はしっかり休みで、日本のように24時間対応がありませんヽ(；▽；)ノ

ずっと回答がもらえず、業者さんが来たのは1週間経ってからでした。。

平日朝の7時半、管理会社から急に電話があり、

「事故は起きてない！？今日業者が検査にいく！家にいますか？」

と焦った様子で聞かれました。笑

　

ぽめすくんは仕事でしたが私が家にいるので、その日に来ることになりました。

昨年の秋、ガスの定期点検で来たおじさんはとても優しい人で、私一人でもなんとか対応できましたが、

今回はどんな人が来るのか、私のドイツ語が通じるか、ちょっと不安でしたヽ(；▽；)

秋のガス点検の様子はこちら

【ドイツのフランクなガス点検】

そしてお昼の12時前、家のチャイムが鳴り、ドアを開けると、、

秋の点検の時の、クマのおじさんが(°▽°)！！

「ハロー！いちごさん。元気だった？」

と、笑顔で挨拶してくださいました(^O^)

前回とは違う若いお弟子さんも一緒でした！

バスルームへ行き、

「給湯器をつけて、30分くらいすると…」

と私が状況を説明しようとしたら、

クマのおじさんは自分の鼻の頭を指差し、

(臭いがするんだね？)

とジェスチャーで聞いてくれました笑

そしてスイッチを入れ、給湯器の周りをガス探知機で調べてみると、反応あり。

ここのどこかから漏れていたよう…

おじさんは火を止め、ガス栓も閉めて、

「かなり危険な状態だから、新しく交換するまでは絶対に使わないでね！シャワーは近所の人に借りてください」

とのこと。

そして給湯器交換にはお金がかかるので、大家さんと話して費用を誰が負担するのか決まったら、またおじさんたちが来て設置してくれるとのことでした。

帰り際、クマのおじさんは日本語で、

「こんにちは」

と言って帰りました。笑

お茶目な方ですヽ(^o^)

(帰る時は『さようなら』ですよ、と教えてあげました(^ ^)) 

こんなコロナ禍に、夫婦でシャワーなんか借りれない…(しかもこの時、ロックダウンの規則で集まれるのは自分の世帯＋1人のみ)と思いつつ、

その日のうちに大家さんに連絡。

費用は負担してもらえることになったものの…

新しい給湯器は注文したが、到着まで7日はかかると言われました(T_T)

お世話になっている方の家までシャワーを借りに行ったり、ポットで沸かしたお湯を浴びたりしてなんとかやり過ごし、

検査から3週間後、やっと給湯器を交換できることになりました！！

平日朝の9時、クマのおじさんがお弟子さんと一緒に、新たな給湯器を持ってやって来ました！

この日もぽめすくんは仕事だったので、私が対応することに。

新しい給湯器！

おじさんたちは早速、古い給湯器を外して作業を始めました。

ここで判明したのは、この給湯器の配管のために、バスルームの壁にこんなに大きな穴が空いていたということ…

古い給湯器の配管の穴

これだから冬のバスルームが異常に寒かったわけだ…(°▽°)

壁に貼り付いた金具を全て外し、新しい機械を壁に当てました。

新しい機械はこれまでのものと仕様が違うようで、壁に新しい配管の位置を鉛筆で書いて…

中央上部の半円部分が新たに空けられた穴

すごい音とともに貫通。笑

取り出された壁。笑

瓦礫の掃除をして、11時、

一度会社に戻り道具をとってそのままお昼休憩に入るということで、一度家を出て行かれました。

衝撃的なバスルームの風景…笑

積まれた謎の瓦礫

壁の断面

外に落ちた瓦礫

給湯器の交換だけなら数時間で終わるだろうと思っていましたが、まだまだかかりそうな予感…笑

お昼休憩から13時には戻るとのことでしたが、12時に帰ってきました( ・∇・)

戻ってきて早速作業を始めたかと思いきや、クマのおじさんから、

「コーヒーか紅茶をいただけませんか(・∀・)？」

食後のコーヒーが欲しかったよう。笑

急いで家のデロンギくんを起こし、コーヒーを入れました笑

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コーヒーとお菓子

そして作業再開！

新しい給湯器を、付属の設計図を見ながら組み立ていきます。

「◯番の部品をここに取り付けて、このネジはここで…」

お弟子さんと協力して作業する声が聞こえました。

組み立て前の給湯器

そして1時間後、急に静かになったと思ったら。。

「ジジジジジーーー！！」

と、工事現場でしか聞いたことのないような、鉄を切断する大きな音が！！

ものすごい音だったので静かに覗いてみたら、

↑の写真右側の配管が長すぎたようで、大きな電動ノコギリ？で切断中！

クマのおじさんは防護のゴーグルをして、

狭いバスルームには火花が散っておりました…(°▽°)

爆音が落ち着いたところでお菓子を出し、作業の状況を聞くと、どうやら少し難航しているとのこと(^^;)

その後、元々の配管の四角い穴を埋めて固め、お弟子さんが壁塗り。

「あー…」とか「オーノー」とか言いながら、こちらも苦戦してるようでした(^_^;)

そしてやっと、新しい給湯器が取り付けられました。

落ちた瓦礫を回収し、大きな掃除機をかけていました。

途中、ホウキはある？スポンジ持ってない？と聞かれたので渡しました。

そして16時前。

道具を一通り運び出したクマのおじさんが戻ってきて、

「頑張って掃除したけど綺麗になったかな？どう？大丈夫？」

と笑顔で確認してくれたので、

「うんうん、もちろんです！長い時間本当にありがとうございました！」

と、私も笑顔で返しました(^-^)

お掃除してくださいました(^o^)

設置された新しい給湯器を見て、

これで完了か…長かった…やっとお風呂に入れる…

とほっとしていたら。。

新しくなった！！

クマのおじさん「それじゃ明日の9時、電気屋さんが来ます！」

私「？？？」

私「え、今日はシャワー使えないんですか？」

おじさん「ごめんね…給湯器はまだ使えなくて…」

私「(°_°)」

今までの給湯器は手動で火をつけていましたが、新しい給湯器は電気式。

クマのおじさんはガスと水道の業者で電気のことはできないので、翌日電気屋さんが来て配線を通すとのこと。

大きな掃除機を置いて、日本語で「さようなら」と言って帰っていきました…

置いていった掃除機

今日からゆっくりシャワーを浴びれると思ったのに(T_T)

想定外でした…笑

翌日はぽめすくんも家にいたので、2人でお出迎え。

8時半には電気屋さんが到着し、準備開始！

準備中

前日にクマのおじさんが言っていたのは、このコンセントから配線を持ってくるとのこと。

バスルームのコンセント

いろんな工具を使って、この日も大きな音を立てて作業していました！

9時半、クマのおじさんとお弟子さんが到着。

30分後にはガスの検査が完了し、

「今日からガス使えるよ！やったね(^O^)！」

と一緒に喜んでくださいました！笑

これで使える！

コンセントからは配線がのびて…

配線

給湯器まで導線ができていました。笑

のびる配線

11時には全て終了し、挨拶をして皆さん帰られました。

小さなバスルームで、2日間で合計8時間以上の大工事でした。

この日、私たちは1ヶ月ぶりに自分の家でシャワーを浴びることができましたヽ(；▽；)

工事をしてくださった業者さんたちと、シャワーを貸してくださった方には本当に感謝です！！

今回の件で、お湯のありがたさを痛感しました(T_T)

新しい給湯器も、大事に使っていきたいと思います！

読んでいただきありがとうございました！

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