ドイツの格安列車、FlixTrainに乗ってみた！

こんにちは、いちごです。

先日私たちは急遽、日帰りでFrankfurt am Main /フランクフルトへ行くことになりました！

この予定が決まったのはその3日前。

週末だったこともありICE（ドイツの新幹線）の料金は高く、またちょうどその日にストライキが計画されており混雑が予想されていました…

しかし調べてみたところ、ドイツ鉄道（DB）以外の長距離鉄道でもフランクフルトへ行けることが判明！

今回は初めて、

FlixTrain /フリックストレインでおでかけしました！

FlixTrain

FlixTrainはドイツの鉄道会社で、緑色の長距離バスでお馴染みFlixbus /フリックスバスの系列の会社です。

格安な値段でドイツ各地を移動することができ、その料金はなんと片道4,99€から！

ドイツ鉄道に代わる新たな鉄道交通として注目されています！

FlixTrain /フリックストレイン

路線図

2023年はドイツの約50都市とスウェーデンを運行しています。

ドイツでは、北はハンブルク、南はスイスのバーゼルまでFlixTrainで行くことができます！

残念ながらミュンヘンなどバイエルン州には通じていませんが、Flixbusは運行しています(^ ^)

路線の詳細は以下の通りです。

FlixTrainの路線図（HPより）

１、Leipzig / Dresden <-> Berlin <-> Köln <-> Aachen 

（ライプツィヒ/ドレスデン<->ベルリン<->ケルン<->アーヘン）

停車駅

Leipzig / Dresden - Lutherstadt-Wittenberg - Berlin - Stendal - Hannover - Herford - Bielefeld - Gütersloh - Hamm - Dortmund - Bochum - Essen - Duisburg - Düsseldorf - Neuss - Köln - Aachen  

２、Berlin <-> Frankfurt <-> Stuttgart / Basel

（ベルリン<->フランクフルト<->シュトゥットガルト/バーゼル）

停車駅

Berlin - Halle (Saale) - Erfurt - Gotha - Eisenach - Bad Hersfeld - Fulda - Frankfurt - Darmstadt - Mannheim - Heidelberg - Wiesloch-Walldorf - Stuttgart - Karlsruhe - Baden-Baden - Offenburg - Freiburg - Weil am Rhein - Basel  

 

３、Hamburg <-> Köln 

（ハンブルク<->ケルン）

停車駅

Hamburg - Osnabrück - Münster - Gelsenkirchen - Essen - Duisburg - Düsseldorf - Köln  

４、Hamburg <-> Berlin <-> Leipzig 

（ハンブルク<->ベルリン<->ライプツィヒ）

停車駅

Hamburg - Berlin - Leipzig 

５、Hamburg <-> Frankfurt <-> Stuttgart 

（ハンブルク<->フランクフルト<->シュトゥットガルト）

停車駅

Hamburg - Lüneburg - Hannover - Göttingen - Kassel-Wilhelmshöhe - Marburg - Gießen - Friedberg - Fulda - Frankfurt - Darmstadt - Mannheim - Heidelberg - Stuttgart  

６、Berlin <-> Frankfurt <-> Wiesbaden 

（ベルリン<->フランクフルト<->ヴィースバーデン）

停車駅

Berlin - Wolfsburg - Braunschweig - Hildesheim - Göttingen - Kassel-Wilhelmshöhe - Fulda - Hanau - Offenbach - Frankfurt - Mainz - Wiesbaden

チケット購入方法（オンライン）

チケットは各都市のチケットショップや券売機、オンラインで購入することができます。

今回はオンラインで購入してみました！

まずはFlixTrainのホームページで、「Einfache Fahrt /片道」または「Hin- und Rückfahrt /往復」を選択し、出発地、目的地、日時、人数を記入します。

人数は、15歳以上の大人、0〜14歳のこども、自転車を持ち込みたい場合はその台数を選択します。

シュトゥットガルトからフランクフルト（行き）

緑色で表示されている金額は一人あたりの料金です。

乗車の3日前でも一人7,99€〜と破格のお値段。

ちなみにICEはこの時一人59,90€からでした。

フランクフルトまで乗り換えなし、最速で1時間52分で行くことができ、その時間はICEとほとんど変わりません。（ICEで乗り換えなしの場合は1時間半ほど）

しかし本数は非常に少なく、この日は7:17発、15:16発、15:54発の3本のみでした。

また、FlixTrainのFrankfurt Am Main /フランクフルトの停車駅は、Frankfurt Süd Bahnhof /フランクフルト・ズード（南）駅です。

フランクフルト中央駅や空港へ行く場合は、ズード駅からSバーンなどに乗り換える必要があります。

私たちは一番最初の朝の便を選択しました。

フランクフルトからシュトゥットガルト（帰り）

同じように帰りの便を選択します。

本数は3本のみですが、帰りも一人7,99€〜ととても安いです！

そして乗車する人の名前を記入し、必要な場合は座席の予約と追加手荷物の申請をします。

２、座席予約　３、追加手荷物

手荷物は、

42×30×18cmの7kgまでのハンドバック1つと、

80×50×30cmの20kgまでの大きい旅行カバン1つまでは無料で持ち込めます。

それ以上に荷物がある場合は追加料金がかかり、

80×50×30cmの20kgまでのカバンを一人一つまで、4,39€で追加できます。

座席指定画面

座席は一人2,49€から予約でき、私たちも席を確保しました。

無印の普通席は2,49€、

「T」と書かれた場所はテーブル席で3,49€、大きなテーブルを挟み4人で向かい合って座れます。

そして席の幅が広いコンフォート席は2,99€です。

ちなみに私たちが乗車した際は、週末だったためか行きも帰りも人がいっぱいでした！

座席料金もとても安いので、予約をすることをおすすめします。

最後にメールアドレスと電話番号、支払い方法を選択します。

支払いが完了するとメールアドレスにチケットとQRコードが送られてくるので、スマホのわかりやすいところに保存しておきましょう！

乗車場所

いよいよ乗車当日。

出発駅のシュトゥットガルト中央駅へやってきました！

FlixTrainの専用の駅やホームはなく、ドイツ鉄道と同じホームに停車します。

チケット画面(一部)

チケットには、FlixTrainが停車するホーム番号が書かれていません。

緑の枠の電車の番号(今回は赤印の「FLX 10」)を、駅の電光掲示板で探します。

「FLX 10」

そして無事にホームを発見！

左上の発車時刻の下に「FLX 10」と書いてあります。

電車到着

朝早い時間ですが、こんなにも多くの人がホームで待っていました！

席予約しておいてよかった(^^;)

電車は出発時刻の15分ほど前に到着。ちなみにこの電車はシュトゥットガルト中央駅始発です。

先頭車両ではなく後ろの車両から入ってきました。

いざ乗車！

予約した席の車両の番号を探して乗車します。

電車の設備

FlixTrainの車両は、ドイツ鉄道の旧車両をリノベーションしたものが使われています。

電車の中はどうなっているのか、簡単にご紹介します♪

現在のドイツ鉄道のICEの設備については以前の記事でご紹介しているので、そちらも合わせてお読みください(^ ^)

【ドイツの新幹線、ICEに乗る！】

ドア（内側）

車両のドアはハンドルが付いていて手動です。

少し重いです(^^;

中のドア

車内のドアも手動です。押せば簡単に開きます！

車内

車内は現在のICEに比べると通路が狭いです。

大きな荷物は頭上の網棚に置きます。長距離を走る列車なので（この電車はベルリンまで）、大きな旅行カバンやリュックサックを持っている人がほとんど。

網棚の幅が意外と狭いので、指定されたカバンの大きさを守らないと他の方のご迷惑になりそうです(^_^;)

天井のライトは明るく、読書や仕事をするにはピッタリですが、仮眠をとりたい時には眩しすぎる…！

シートは綺麗で清潔感があります。

上着かけ

網棚の下に小さなフックがあるので、ここに上着をかけました。

コンセント、でも…

座席の足元の間にコンセントの穴が一つとUSBの差し口が二つあります。

しかし実際使ってみたところ、どれも機能せず(°_°)

なぜか帰りの車両のコンセントもダメでした。

運悪く壊れていたのか、私たちの使い方が悪かったのかわかりませんが、こういうこともあるということをお知らせしておきます。笑

ちなみにWi-Fiは問題なく使えました！

ちょっと狭い

シートは十分な大きさがありますが、前の座席との間隔はちょっと狭いです。

体の大きい方には窮屈に感じるかもしれません。

大きなテーブル

前のスペースが狭いのに、テーブルがでかい！笑

バソコン一台が置ける大きさです。

ドリンクの穴が小さい

しかしテーブルのドリンクをはめる穴は微妙に小さい…

ぽめすくんのタンブラーも、いちごの水筒も入りませんでした。

ドリンクホルダー

と思ったら、前の座席の間にドリンクホルダーがありました！

こちらは十分な大きさがあるので水筒もしっかり入ります。

朝食タイム♪

一通り座席の設備がわかったところで、朝食タイム！

朝早起きして作ったサンドイッチと、いちごとぶどう。

サンドイッチは、サラミチーズ・ハムチーズとレタス、あとは蜂蜜を塗ったもの。

簡単なものですが美味しかったです♡

しめのヤクルト

ヤクルトも持参。

ごちそうさまでした(^o^)

トイレ

車内には他に、トイレがあります！

トイレの中もFlixTrain色の緑に塗られていて、明るいです。

設備は現在のICEとさほど変わりません。

自転車置き

ドアのすぐ近くには自転車を置くスペースがあります。

自転車を縦にして置くようですが、私一人で設置するのはちょっと難しそうです(^^;

車内の設備の紹介は以上です！

気をつけたいのは、車内の電光掲示板が一切ないということ。

今どこを走っているのか、次の駅はどこなのかをリアルタイムに知るにはFlixTrainのHPから、または車内放送をよく聞きましょう。

またチケットは、電車が発車すると職員さんが車内を回ってくるので、そこでQRコードをスキャンしてもらえばOKです。

ほぼ時間通り！

Frankfurt Süd Bahnhof /フランクフルト・ズード（南）駅

そして9時10分すぎ、ほぼ時間通りに目的地のFrankfurt Süd Bahnhof /フランクフルト・ズード（南）駅に到着しました！！

ドイツ鉄道の長距離列車は時間通りに到着するだけでも奇跡なのに、まさかこの格安電車で遅れがないとは…！私もぽめすくんもびっくりしました。笑

Flixbus・FlixTrainの券売機

またフランクフルト・ズード（南）駅には、Flixbus・FlixTrain専用の券売機がありました。

ここでバスと電車の両方のチケットを購入できます。

シュトゥットガルト中央駅ではこのような券売機は見たことがないですが、もしかしたらあるのかな？

見つけたらまたご報告します(^O^)

現在のICEと比べたら快適さには劣りますが、設備は綺麗でコンセントが（運悪く？）使えなかったという点以外はよかったです。

移動時間も距離によってはICEとそこまで変わらず、その半額以下の料金で旅行できるとなれば、これは利用しない手はありません！

安く移動や旅行をしたい方にはおすすめですよ(^ ^)

しかーし！この日フランクフルトで無事に予定を終えた私たちは、帰りの電車である事件に遭遇することになるのです…

それはまた後日、書きたいと思います！

続きはこちら

【FlixTrain深夜の車内閉じ込め、電車代は返金されるのか！？】

ドイツ鉄道(DB)の長距離列車、ICEの設備について

【ドイツの新幹線、ICEに乗る！】

読んでいただきありがとうございました！

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