こんにちは、いちごです。
昨日の7月31日、Stuttgart/シュトゥットガルトで開催されたLGBTQパレード、
「Christopher Street Day (CSD) /クリストファー・ストリート・デイ」
に行ってきました!
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LGBTQパレード |
Christopher Street Day は、1969年6月28日にニューヨークのクリストファー・ストリートのバーで起きた、同性愛者の人々の抗議デモがきっかけで始まりました。
毎年夏の時期に行われますが、昨年はコロナ禍のため中止に。
今年は2年ぶりの開催でした!
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パレード開始前からすごい人だかり! |
パレードは、Böblinger Straße /ベーブリンガー通り(Stuttgarter Süd/シュトゥットガルト・ズード) からスタート、Marienplatz/マリエンプラッツ、 Tübinger Straße/テュービンガー通りを経由し、Schloßplatz/宮殿広場まで向かいます。
私はドイツ人の友達たちと、1時間前からパレードのルートの中間地点辺りで待機。
すでに多くの人たちが集まっていました!
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レインボーフラッグ |
(クリックでAmazon.deのページへ移動します)
周りにはマスクをしていない人の方が多かったですが、私たちのグループは「マスクしよう!」ということで、しっかり着用しました。
この人混みにいる時点で感染対策になるのかはわかりませんが、
友達曰く、「警察が見ているかもしれない」とのこと。ドイツらしい理由です(^^;)
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パレードの先頭を走って行った警察のVideofahrzeug/監視カメラ車両(左) |
そして、パレード開始!
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パレード開始 |
大きなトラックが通ります♪
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街宣トラック |
LGBTQは、ドイツではLSBTTIQと表されます。
L→lesbisch/レズビアン
S→schwul/ゲイ
B→bisexuell/バイセクシュアル
T→transsexuell/トランスセクシュアル
T→transgender/トランスジェンダー
I→intersexuell/インターセクシュアル
Q→queer/クィア
パレードでは、数多くの団体やクラブの人たちが旗やカードを掲げて歩いていました!
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100 Mensch |
100 Mensch は、クィア(自分の性を、男女どちらでもないと思う、または意図的に決めていない)の人々のためのコミュニティ団体です。
男でも女でもなくても、100% Mensch =人間!
素敵なメッセージだと思います(^ ^)
また、政党も大きな旗を振っていました!
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SPD /ドイツ社会民主党 |
SPD /ドイツ社会民主党は、 「Zeit für ein UPDATE 」を掲げていました。
日本語で言うと、「アップデートの時」。
古い頭の政治家たちに伝えたい…!
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Grüne Jugend/緑の党の青年団体 |
こちらは、Grüne Jugend/緑の党の青年団体です。
私も学生時代、政党の学生部に所属していましたが、デモに参加したことはありませんでした。
学生部としてこのような機会があれば、政党の政策に活かされていく部分も増えてくるのではないかと思います!
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Universität Hohenheim/ホーエンハイム大学 |
シュトゥットガルトにあるホーエンハイム大学の学生団体も参加。
LGBTQの団体が大学にもあるとは、驚きでした!
今は日本にもあるのでしょうか?
少なくとも私の母校にはありませんでした(^^;)
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Bosch/ボッシュ |
シュトゥットガルトの大企業、ボッシュも参加していました。
写真右側の方が持つカードには、
「Unsere Werte gelten auch in Ungarn und in Polen /私たちの価値観は、ハンガリーとポーランドでも有効です」
と書かれています。
LGBTQの人々への差別的な法律が決定されたハンガリーと、複数の自治体で反LGBTQ政策をとっているポーランドへの抗議を表しています。
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レインボーの蝶々 |
他にも、レインボーの蝶々たちの美しい舞や、
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お花ドレスのおじさまたち |
お花のドレスを着るおじさま、ブラジャーをする男性など、様々なファッションの人たちが歩いていました!
考えてみれば、スカートや綺麗なドレスを女性しか着れないというのもおかしな話。
最近は日本でも、中学・高校の制服で女子のズボンが導入されているところがありますが、
男子がスカートを履くのも、これからできるようになればいいなと思います。
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パレードを歩く |
最後に私たちも、パレードの最後尾についてゴールまで向かいました。
お酒を飲む人、ダンスする人、フリーハグやキスを求める人で大賑わいでした!
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Schloßplatz/宮殿広場 |
ゴールの宮殿広場には、すでにたくさんの人たちが集まっていました。
今年はコロナ禍のため、「政治的なデモ」として開催が許可されたそうですが、
街はパーティー状態でした(^^;)
でもドイツのデモを見ていいなと思うのは、
若い人の参加が多いこと、そして歌ったり踊ったりとパフォーマンスが楽しいこと。
今回私たちのグループには、体は男性、心は女性のトランスジェンダーの子がいました。
メイクやネイルをして、髪を伸ばし、話し方も柔らかい感じで、普通の女の子のようでした。
そんな彼女は、まだ17歳!
家族には、自分が女子の格好をすることを良く思われていないそうですが、
とても明るい性格で、女子として自信を持ち、パワーを感じられました(^O^)
日本でLGBTQというと、とてもデリケートな問題で、言いたくても言えない、知りたくても知る方法が少ないような気がします。
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パレード中、配られたシールを友達と貼りあいました♪ |
でもこうやって、イベントとしてポジティブに伝えられること、
若い人でも楽しみながら様々な問題を知り、受け入れることができるようになることは素晴らしいことだと思います。
日本でも、ただ学校で教科書を読むだけの教育ではなくて、
LGBTQの人たちと関われる機会が増えれば、考え方が変わってくるのではないでしょうか。
どんな性自認、性的指向を持っていても、人が人を愛することには変わらない。
そんな強いメッセージを感じることができた1日でした(^ ^)
読んでいただきありがとうございました!
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