電気料金が30パーセント以上の値上げ!
こんにちは、いちごです。
長期化しているロシア・ウクライナ問題。
その影響を受けて、ドイツのエネルギー会社EnBWは、
家庭向け電気料金の値上げを決定しました。
ロシアからのエネルギーの輸入削減
ウクライナ紛争が始まる前、ドイツは石油、石炭など多くのエネルギー資源をロシアから輸入しており、特に天然ガスの輸入は55%がロシア産でした。
紛争開始直後は車のガソリン代が値上がりするなどの影響を受けましたが、政府の減税政策により現在その価格は少し落ち着いています。
詳細はこちらの記事より
ドイツはロシアからのエネルギー資源の輸入を減らす計画を進めていますが、
天然ガスは短期間で輸入先を変更することが困難であり、現在も「ノルドストリーム」(ドイツとロシアを結ぶ天然ガスのパイプライン)からの輸入を続けています。
しかしその「ノルドストリーム」のガス供給もロシアによって制限がかけられ、供給が停止される可能性も出てきています。
自動車などの製造業が盛んなドイツでは、深刻な被害を受けることは間違いありません。
ドイツ政府は冬の暖房需要に備えて天然ガスの貯蔵を大幅に増やす考えで、市民に節電・節ガスを呼びかけています。
電気料金の値上げ
そして今月、ドイツのエネルギー会社EnBWは電気料金の値上げを発表。
昨日、家のポストにもEnBWからの通知が届きました。
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EnBWからの通知書 |
通知によれば、
10月1日から家庭用電力の使用料金が27,29セント/kWh(キロワット時)から37,31セント/kWhに変更され、10,02セント/kWh値上がりします。
東ヨーロッパの紛争と世界的な電力需要の高まりが原因であると書かれていました。
報道によれば家庭用電力は平均で31.1%値上がりし、100万人弱の顧客に影響が出ると予想されています。
EnBWはエネルギーの確保を急いでおり、32000台のソーラーパネルを備えた巨大な太陽光発電所の建設も始めました。
ドイツ政府も減税などの対策を進めていますが、この状況がいつまで続くのか不安は拭えません。
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冬のイルミネーション(シュトゥットガルト・2021年) |
またBaden Württemberg/バーデン・ヴュルテンベルク州の消費者センターは、電力供給会社の変更を急がないようにと注意を呼びかけています。
悪質なセールスや契約も多いため、契約内容をしっかり確認することが大切です。
エネルギーの値上がりの不安から、私たちも家庭用の小型のソーラーパネルを買おうかと考え中。
ただ、しっかりとしたものを揃えるのであれば高価になるし、設備も大きくなります。
庭は一階なので盗まれる可能性もゼロではないし、鳥や動物に壊されることもあるかもしれません。
それにエネルギーが必要となる冬は、太陽光をあまり期待できません…
家庭用ソーラーパネル
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これからは節電で、イベントの縮小や街のイルミネーションがなくなることも予想されます。
せっかくコロナ規制が落ち着いてきたのに、この冬はまた新たな規制がかかりそうです(T_T)
今回参考にしたページはこちら
Stuttgarter Nachrichten
・Größte Anlage in BW: EnBW baut Solarpark bei Emmingen-Liptingen
SWR /南西ドイツ放送
NHK
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