ドイツのコロナ規制、秋から再開か
こんにちは、いちごです。
「にほんブログ村」ランキングに参加中です(^O^)

にほんブログ村
今日8月24日、ドイツの連邦内閣は、
秋からコロナ規制を再開させる計画を発表しました。
連邦内閣の発表
秋から冬にかけて再びコロナウイルスの感染者増加が予想されるとして、連邦内閣は今年10月1日から来年4月7日まで新たなコロナ規制を導入する計画を発表しました。
この計画案はこれから連邦議会に提出され、承認されれば実際に導入されることになります。
計画の内容
新たなコロナ規制の主な内容は、
6歳から14歳までのこどもも、長距離列車と飛行機では医療用マスクを着用しなければなりません。
病院、介護施設で治療や介護を受ける人には、マスク義務・テスト義務の例外があります。
2段階の規制レベル
連邦内閣の計画によれば、州政府はパンデミックの状況に応じて2段階の規制を導入できるようにしています。
内容は以下の通りです。
レベル1 例外ありのマスク義務
パンデミックにより医療体制やインフラ等に危険が及ぶと判断された場合、州は以下の規制を導入できる。
- 公共交通機関のマスク義務
- 室内の公共スペースのマスク義務(例外:レジャー・文化・スポーツイベントやレジャー・文化施設、飲食店、また、コロナテストを受けた人のスポーツ練習)
マスク義務の例外にあたる者
→90日以内のコロナ快復証明書を持つ者と、ワクチン完全接種者で3ヶ月以内に最後の接種をした者。
- 学校や幼稚園などでのコロナテスト義務
- 学校や職業訓練施設等の職員と5年生以上の生徒のマスク義務(対面授業で必要な場合)
レベル2 例外なしのマスク義務
レベル1の規制を導入してもなお危険と判断された場合は、さらに以下の規制を導入することができる。
- 屋内のイベントと、1.5mの距離がとれない屋外イベントのマスク義務(ワクチン接種者等の例外なし)
- 会社や機関、レジャー・文化・スポーツイベント等の公共の屋内で大人数が滞在する場合の衛生管理義務
- 公共スペースで他人と1.5mの距離をとる
- 屋内イベントの人数制限
Karl Lauterbach /カール・ラウターバッハ保健相によれば、
予定されているのはこれらのマスク義務・コロナテスト義務のみで、ロックダウンや学級閉鎖は行わないとしています。
マスク義務への批判
連邦内閣によって計画されたこれらの規制ですが、飛行機内においてのマスク義務には批判もあります。
原因は、ショルツ首相とRobert Habeck /ロベルト・ハーベック 副首相がカナダ外遊をした際の飛行機内での写真。
ロベルト・ハーベック 副首相のすぐそばに座っていたジャーナリストが、飛行機内にもかかわらずマスクをしていませんでした。
連邦政府からは、政府専用機である空軍の飛行にはマスク義務はないとの発表がありましたが、市民からは疑問の声があがっています。
またドイツの航空業界も、飛行機内でのマスク義務に難色を示しています。
現在もドイツでは公共交通機関でのマスク義務がありますが、着用していない人もちらほら。
着用していないのは若い人がほとんどで、特に他の乗客が注意するようなこともありません。
また先日は、Uバーンの車内でノーマスクのおばあさんが堂々と座っているのを見かけました。
マスク義務はただの規制としか認識しておらず、マスク着用の効果に関してはあまり意識していないようです。
秋からの規制導入で市民の意識がどう変わるか、また人と人との距離が遠くなってしまうのかと思うと寂しい気持ちです…
今回参考にしたページはこちら
・Diese Corona-Regeln sollen im Herbst gelten
ZDF
WELT
読んでいただきありがとうございました!

にほんブログ村
Instagramにも遊びに来てください♪
コメント
コメントを投稿
iOS端末(MacやiPhone)でのコメントの投稿は、システム上ページ に反映されない場合がございます。ご了承下さい。