ワクチン義務が一時停止に〜オーストリア〜

こんにちは、いちごです。

一昨日ヨーロッパでは、新型コロナウイルス政策に関する新たなニュースがありました!

オーストリアのコロナワクチン接種義務が一時的に停止されることになりました。


ワクチン義務が一時停止に〜オーストリア〜
オーストリア・ザルツブルク(2019年)



オーストリアのコロナワクチン接種義務

オーストリアでは先月から、18歳以上の全ての人にコロナワクチン接種が義務となりました。
これまでEU各国では、高齢者や特定の職業に就く人(医療関係者など)へのワクチン義務は導入されていましたが、
全市民が対象となるのはEUで初のことでした。

この法律は2月6日に施行されましたが、3月15日までは猶予期間として罰則等はなく、
それ以降は未接種者に対し、最高3600ユーロ(日本円で約45万円)の罰金が課される予定でした。

政府はこの法律でワクチン接種率を上げることも目的としていましたが、現在のところあまり効果は見られず、接種率約70%からさほど伸びていないそうです。




一時停止の理由

オーストリア政府は国の専門委員会の勧告により、ワクチン義務化を一時的に停止しました。
専門委員会は、現在流行中のオミクロン株の症状が軽度であり、医療体制が圧迫されるような状況ではないと判断。
至急のワクチン義務の必要はないと結論づけました。

しかし、また秋には大きな流行が始まると見られるため、一時停止したワクチン義務は3ヶ月以内に施行が見直されるとのことです。




オーストリアのコロナ規制の大幅な緩和

またオーストリアでは今日から、コロナ規制の大幅な緩和が始まります。
ワクチン接種証明書やコロナ検査の陰性証明書なしで、ホテル、レストランなどに訪れることができ、夜間の外出制限も解除されます。
コロナの感染者数は未だ多いですが、病院のコロナによる入院患者数などは安定しているそうです。





ドイツのコロナワクチン接種義務

さて私たちの住むドイツでも、コロナワクチン接種義務の議論は続いています。
3月15日からは医療関係者などの特定職業の就労者への義務化がスタートしますが、強制接種への反対運動や未接種者の退職も相次いでいます。

詳細は以前の記事より



全市民への接種義務法案はまだ延期されている状態で、オーストリアと同じように、秋以降の流行次第で義務化される可能性があります。


3月20日からはドイツでもほとんどのコロナ規制が撤廃されますが、
ワクチン義務化が撤回されない限り、未接種者にとっては安心できない状況が続きます。


そもそも人間の体は皆同じではないのに、ワクチンを打つ、打たないで区別するのは何か違う気がします。
ワクチンを打っても抗体ができない人、重症化する人もいるわけだし、
未接種でも、感染後無症状、軽症で済む人もいます。

接種を推奨するならまだしも、政府が強制することには賛成できません。


また現在のロシア・ウクライナ情勢で、
ヨーロッパ内の国やメディアがコロナやワクチン問題をうやむやにしようとしているようにも見えます…

気がかりなことは多いですが、
今度もしっかりニュースをチェックしたいと思います!




参考にしたページはこちら
Tagesschau
Deutsche Welle


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