ドイツのおとぎ話の城が世界遺産に〜ノイシュヴァンシュタイン城〜
こんにちは、いちごです。
この夏、ドイツに新たな世界遺産が誕生しました!
その名も
「バイエルン王ルートヴィヒ2世の宮城群:ノイシュヴァンシュタイン、リンダーホーフ、シャッヘン、ヘレンキームゼー」
です!
おとぎ話の王の城が文化遺産に
2025年7月12日、フランスのパリで開かれた第46回世界遺産委員会で決定された今回の世界遺産。
対象となるのは、ノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホーフ城、シャッヘン山荘、ヘレンキームゼー城の4つの城や宮殿です。
ドイツで55件目の世界遺産となり、文化遺産として登録されました。これらは全て19世紀に建設された近代のお城です。
建てさせたのは、「おとぎ話の王」とも呼ばれるバイエルン王ルートヴィヒ2世。
これらのお城の特徴は、単なる要塞や居城ではなく、彼の愛した芸術と美を追求した趣味の城であること!
その内容を簡単にご説明すると…
1、Schloss Neuschwanstein /ノイシュヴァンシュタイン城(1868〜1886)
ルートヴィヒ2世が作曲家リヒャルト・ワーグナーのオペラに心酔していたことから、壮大なアルプスの自然を背景にして、彼の作品をテーマに詩的な世界を実現させた。
2、Schloss Linderhof /リンダーホーフ城(1874〜1878)
ルートヴィヒ2世が自身と同じ名前のルイ14世(ルートヴィヒのフランス語)を崇拝していたことから、グラン・トリアノン(大トリアノン宮殿)をモチーフにして、
18世紀の城やオリエンタルな建築、そしてワーグナーの作品の世界から着想を得て、テーマパークのように設計された。
3、Schloss Herrenchiemsee /ヘレンキームゼー城(1878〜1886)
こちらもルイ14世の傾倒からヴェルサイユ宮殿を模して建てられた豪華絢爛な城。国家財政を傾けるほどの建設費をかけた。
4、Königshaus am Schachen /シャッヘン山荘(1869〜1872)
狩猟用ではなく、ルートヴィヒ2世が山岳地帯の景色を快適な環境で楽しむためだけに建てられた。
外観は当時の貴族や富裕層に人気があったスイス風の木造建築、中は金箔で施されたオリエンタルなトルコ風ホールがあるなど、王の趣味や関心に沿ってデザインされた。
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おとぎ話の世界観 |
「おとぎ話の王」と呼ばれるのも納得です( ̄▽ ̄;)
しかしこれらの建築は、創造性豊かなデザインと芸術性の高さから人々にインスピレーションを与え、また19世紀の最先端技術を今に伝えるなど様々な意味を持ち、それが評価されて世界遺産の登録にも繋がりました。
私はこのお城の中ではノイシュヴァンシュタイン城に訪れたことがありますが、豪華な内装、そして自然の風景とマッチした城全体のフォルムが非常に美しく、まさに夢を見たよう。とても感動したのを覚えています。
他の3つの城にも是非行ってみたいです!!
さて次回からは、この世界遺産登録を記念して(?)、昨年秋にノイシュヴァンシュタイン城やアルプス地方へ旅行した時のことを書きたいと思いますヽ(´▽`)/
お楽しみに〜!
Bayerische Verwaltung der staatlichen Schlösser, Gärten und Seen
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