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100以上の選挙に立候補!?〜ドイツの市長選挙・立候補者編2〜
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第3回の今回は、
立候補者編その2!
市長選挙に立候補した14人の方のうち、名簿の順番で5〜8番の方を紹介します(^ ^)
私が街で見つけた選挙ポスターの写真も貼っておきます!
立候補者一覧
1. Marian Schreier
2. Dr. Frank Nopper
3. Dr. Malte Kaufmann
4. Hannes Rockenbauch
5. John Heer
6. Friedhild Anni Miller
7. Issam Abdul-Karim
8. Marco Völker
9. Martin Körner
10. Werner Ressdorf
11. Sebastian Reutter
12. Veronika Kienzle
13. Dr. Ralph Schertlen
14. Michael Ballweg
5. John Heer(無所属)
54歳、シュトゥットガルト出身。
2人の子どもがいます。
コンクリートと鉄筋コンクリート業者の職業訓練と、不動産業の職業訓練を受け、
1992年から不動産業界で働きました。
2009年からシュトゥットガルトで住宅建設のプロジェクトマネージャーとして働き、
2012年からはなんと、風俗店を経営しています!
John Heer |
市長になって重点的に取り組みたい政策は、
安全対策、経済、手頃な価格の住宅、交通、地球環境、教育、社会問題の分野。
そして行政機関のデジタル化です。
ポスターには、
「Unabhängig,Bürgernah,Engagiert
/無所属、市民に近い、社会奉仕」
「Stuttgart muss wieder
Sauber,Sicher,Schön,Stark werden
/シュトゥットガルトはさらに
綺麗に、安全に、美しく、強くなる」
と書いてあります。
モットーは
「Handeln, anstatt nur zu reden.
/言うだけよりも、行動する」
Heerさんは、無所属で出馬することに強いこだわりをもっています。
市長は既得権益や政党の方針に左右されることなく、政治的中立の立場であるべきと考えています。
そして、常に市民目線で政治をしていきたいそうです。
不動産業、建設業の人かと思いきや、風俗店の経営もしていて驚きましたが、それも合法な風俗店であることに誇りを持っています。
シュトゥットガルト市の立候補者紹介ページには、取り組みたい政策について簡単にしか書いてありませんでしたが、
彼のHPには多くの提案が書かれており、市の課題についてしっかりと考えていることがわかりました!
6. Friedhild Anni Miller(無所属)
51歳、Böblingen/ベーブリンゲン(シュトゥットガルトの隣)出身。
1人の娘がいます。
ドイツ国内ほぼ全ての市長選挙に出馬していて、常任候補として知られています。
これまで100以上の選挙に立候補しました。
普段はお母さんとして家族を支えています。
過去にはベビーシッターや障がい者のケアのアルバイトをしていました。
市長として取り組みたいことは、
シュトゥットガルトの全ての人の平等と正義を確保する。そのために自分の市長の給与も寄付する。
平和で愛のある、住みやすい都市にしたい。
モットーは、
「Liebe zu verschenken – Gemeinsam, statt einsam!
/愛を贈る。孤独ではなく、一緒に」
選挙ポスターは探しましたが見つかりませんでした。
どうやら作成されてないようです(^^;)
個人のHPがないのでSNSを見てみましたが、具体的なシュトゥットガルトの政策ついてはあまり触れられていませんでした。
世界の平和や人権、環境問題について意見を発信していました!
様々な都市で落選されていますし、当選は現実的ではなさそうですが…
Millerさんの意見は素晴らしいものだと思うので、頑張ってほしいですね(^-^)
7. Issam Abdul-Karim(無所属)
50歳、レバノン・ベイルート出身。
子どものときにシュトゥットガルトへ来ました。
結婚していて2人の子どもがいます。
実業家としてシュトゥットガルトの飲食店で仕事をしながら、社会、文化、宗教、移民等の統合問題など、数多くのプロジェクトに参加しています。
難民支援のボランティアも積極的に行っています。
その功績から、2017年に「Stuttgarter des Jahres/今年のシュトゥットガルトの顔」を受賞しました。
他にも不動産管理や映像アーティスト、ラジオパーソナリティ、ジャーナリスト、編集者など多くの顔を持っています。
市長として取り組みたい政策は、
低所得世帯のための手頃な価格の住まいの確保、
持続可能なエネルギー供給と地球環境に優しい交通の開発(自転車専用道路や緑地を増やすなど)、
警察官を増やす、
女性に対する暴力や犯罪の防止と被害者のケア、
あらゆる形態の売春の禁止、
生徒、学生、職業訓練者、年金受給者の公共交通利用の無料化、
ビジネスの都市としてインフラ拡張、
移民、難民のための仕事、才能、スタートアップの促進。
モットーは
「Gemeinsam den Aufbruch wagen.
/一緒に出発しよう。」
選挙ポスターはお金がかかるので作成せず、
その代わりに市のガーデニングに費やしたそうです!
HPには、フライヤーが掲載されていました↓
Issam Abdul-Karim |
多くのボランティアや社会問題のプロジェクトに参加しているからか、社会的弱者のための政策が並んでいます。
ドイツには移民や難民が多いので、Issamさんの政策で社会制度を整えれば、たくさんの人が住みやすい都市になると思います。
また、選挙ポスターを作らないというのもすごい決断です!
宣伝力には欠けますが、彼のボランティアを通して助けられた方々が、きっと力になってくれるのでしょう(^o^)
8. Marco Völker(無所属)
Marco Völker |
いかがでしたか?
今回は全員無所属で、
市民目線、平和、ボランティア、ビジネスの異なる分野で活躍されている4人でした!
市や社会に対し、素晴らしい思いや考えを持っている方々なので、応援したくなりますね(^ ^)
次回は9番以降の立候補者を見ていきたいと思います!
続きはこちら
【2021本の木を植える市長候補!?〜ドイツの市長選挙・立候補者編3〜】
今回はこちらのページを参考にしています(ドイツ語)
・Landeszentrale für politische Bildung(州立政治教育センター)
・Stuttgart(シュトゥットガルト市)
その他、各候補者のHP、SNSなどを参考にしています。
読んでいただきありがとうございました!
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