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2021本の木を植える市長候補!?〜ドイツの市長選挙・立候補者編3〜
市長選・概要
立候補者編
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第4回の今回は、
立候補者編その3!
市長選挙に立候補した14人の方のうち、名簿の順番で9〜12番の方を紹介します(^ ^)
私が街で見つけた選挙ポスターの写真も貼っておきます!
立候補者一覧
1. Marian Schreier
2. Dr. Frank Nopper
3. Dr. Malte Kaufmann
4. Hannes Rockenbauch
5. John Heer
6. Friedhild Anni Miller
7. Issam Abdul-Karim
8. Marco Völker
9. Martin Körner
10. Werner Ressdorf
11. Sebastian Reutter
12. Veronika Kienzle
13. Dr. Ralph Schertlen
14. Michael Ballweg
9. Martin Körner(SPD/ドイツ社会民主党)
50歳、Schwäbisch Hall/シュヴェービッシュ・ハルで生まれ、1999年からシュトゥットガルトに住んでいます。
結婚していて1人の娘がいます。
Uni Heidelberg/ハイデルベルク大学で経済学を学び、
バーデン・ヴュルテンベルク州銀行(LBBW)で企業顧客アドバイザーとして働きます。
2014年までStuttgart-Ost/シュトゥットガルト・オストの地区会長を務めました。
2014年からはシュトゥットガルト市議会でSPDの議長を務めているほか、シュトゥットガルト市営電車(SSB)と市営住宅協会の役員も務めています。
Martin Körner |
市長としての政策目標は、
1、年齢層と収入に合わせた価格の30000の新しい住居
2、ドイツ国内でも最高レベルの近距離交通と自転車交通
3、地球環境のための100%の再生可能エネルギー
ポスターには、
「STARK IN DER ZUKUNFT
/未来を強く」
と書かれています。
モットーは
「Mensch bleiben!」
直訳すると「人のままでいる!」ですが、
市民の視点を持ち続けるということでしょうか(^ ^)
シュトゥットガルトの様々な場所で長や役員として活躍しているKörnerさん。
自己紹介の動画では、シュトゥットガルトは自分の家のようなものだと話していて、地元愛が伝わってきました。
市電や住宅協会の会長を務めていることから、掲げている政策実現の期待大です!!
10. Werner Ressdorf(無所属)
66歳、リオデジャネイロで生まれ、シュトゥットガルトで50年近く生活しています。
技術者としての職業訓練を受け、アカデミーコースで行政学と経済学を学びました。
産業技術の実業家として働きながら、
2012年のシュトゥットガルト市長選と2017年の国会議員選挙に出馬しました。
市長として取り組みたい政策は、
社会的、文化的生活を取り戻すために、コロナ対策である公共の場のマスク着用義務を廃止、
公務員の給与を増やす、
状況をみて公務員を減らし、必要に応じて動く別の組織を導入する、
複数世帯の住宅(二世帯住宅など)の促進、
エコな街をつくる、
オペラ座を建てる、
50mプールを建てる、
2021本の木を植える、
家庭生活の促進、
若者のためのパーティースペースをつくる、
日曜日をノー・カー・デイ(車が走れない日)にする、
民主主義の家を建てる。
モットーは
「Mit den Bürgern für die Bürger!
/市民と一緒に市民のために!」
選挙ポスターは作成されていないようで、見つかりませんでした!
候補者の中で最も高齢な方。
行政機関のスリム化や、ノー・カー・デイ、プールやオペラ座を建てるなど、他の候補にはない大胆で具体的な政策が多いです!
また、伝統的な家族モデルを重視しているようなので
若い有権者たちにはどのように受け取られるかが気になるところ。
ですが、50年暮らしているシュトゥットガルトをより魅力的な都市にしたいという思いは伝わってきます(^o^)
11. Sebastian Reutter(無所属)
40歳、シュトゥットガルト出身。
内縁の妻と生活しています。
シュパイヤー行政大学院で法学を学びました。
2001〜2006年にシュトゥットガルトの小さな広告代理店を経営し、
2012〜2019年までグリーンビルディング*のマネージングディレクターを務めました。
そして現在は、シュトゥットガルト市の経済振興課のマネージャーです。
*グリーンビルディング
建設や運営にかかるエネルギーや水使用量の削減、施設の緑化など、建物全体の環境性能が高まるよう最大限配慮して設計された建築物のこと。
(IDEAS FOR GOODのHPの用語集より引用)
Sebastian Reutter |
市長として、
持続可能な都市にするために経済強化と、これからの子どもたちのために住みやすい街を残していきたいと考えています。
そのための政策として、
手頃な価格の住居、
近代的な交通機関の開発、
自転車専用道路や幼稚園・保育園を増やす、
学校のリフォーム、
より魅力的なKönigstraße/ケーニヒ通り(シュトゥットガルトのメイン通り)と市内の小売業
に力を入れたいそうです。
ポスターには、
「DIGITALISIEREN STATT DISKUTIEREN!
/議論の代わりにデジタル化を!」
モットーは
「Wirtschaft oder Umwelt? Ich stehe für beides.
/経済か環境保護か?私は両立させる。」
地球環境の保護は、ドイツの人たちが長年重視している問題。
かつてグリーンビルディングに関わっていたReutter さんなら、環境に配慮した都市開発を実現できそう!
ドイツの人たちにぴったりの市長かもしれません(^ ^)
12. Veronika Kienzle(緑の党)
57歳、北ドイツのWorpswede/ヴォルプスヴェーデ出身。
40年以上シュトゥットガルトに住んでいます。
結婚していて1人の娘がいます。
シュトゥットガルトでEurythmie/オイリュトミー(シュタイナー教育の一つ)を学び、舞台マネージャーや劇作家をしていました。
また、難民のケアのコーディネーターとしても働いていました。
2004年から Stuttgart-Mitte/シュトゥットガルト・ミッテ地区の会長を務め、
2013年からは民間と市民参加のための州評議員を務めています。
Veronika Kienzle |
市長として取り組みたい政策は、
環境保護を率先し、カーボンニュートラル(気候中立)をいち早く行う、
ひとり親家庭や子どもを助ける、
産業都市であるシュトゥットガルトをより発展させ、優秀な人材を育成するための環境を整える、
市民参加の場を増やし、市民の意見真剣に受け止める、
手頃な価格の住居を増やす。
生活の質の向上と健康のために、自動車交通を減らす。
ポスターには、
「Hier fürs Wir/私たちのための候補はここにいる」
モットーは、
「Hier fürs Wir – Für das Miteinander und den Zusammenhalt in unserer Stadt.
/私たちのための候補はここにいる。
私たちの都市の協働と団結のために。」
数少ない女性候補のKienzle さん。
地区会長や州評議員を務め、市民の政治参加に積極的。
市民参加を取り入れるという提案も、他の候補にはない特徴です。
ドイツで人気の高い緑の党ですが、環境だけでなく、経済政策にも力を入れていきたいそうです!
現シュトゥットガルト市長も緑の党の所属なので、有力候補ともいえます(^o^)
いかがでしたか?
今回は環境保護と経済の両立を目指す4人でした!
経験豊富で実績もあり、政策実現に期待ができそうな方々。
どの候補もシュトゥットガルトには必要な人材ですね(^O^)
次回は残る2人の立候補者と、日本との比較などを書いてみたいと思います!
続きはこちら
【コロナ政策中止で市民の受け皿に!?〜ドイツの市長選挙・立候補者編4と日本との比較〜】
今回はこちらのページを参考にしています(ドイツ語)
・Landeszentrale für politische Bildung(州立政治教育センター)
・Stuttgart(シュトゥットガルト市)
その他、各候補者のHP、SNSなどを参考にしています。
読んでいただきありがとうございました!
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