ドイツで最も古い美術館〜Städel Museum /シュテーデル美術館〜
こんにちは、いちごです。
前回の記事で、フランスの印象派の画家、ルノワールの特別展へ訪れたことを書きました。
この日は特別展のチケットで、美術館のすべての展示を見学することができました!
なので今回は、
Städel Museum /シュテーデル美術館の通常展示
をご紹介したいと思います!
Städel Museum /シュテーデル美術館
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Städel Museum /シュテーデル美術館 |
Städel Museum /シュテーデル美術館は、Frankfurt am Main /フランクフルト中央駅から電車と徒歩で10分ほどのところにあります。
銀行家で実業家でもあったJohann Friedrich Städel /ヨハン・フリードリヒ・シュテーデルが、自身で集めた絵画や彫刻品を一般公開したことをきっかけに、1815年に設立しました。
ドイツで最も古く、名高い美術館です。
シュテーデル美術館の見どころ
美術館では現在、3,100点の絵画、660点の彫刻、5,000点以上の写真と100,000点以上のデッサン、グラフィックを所蔵しており、
14世紀初頭の作品から、ルネサンス、バロック、クラシックモダン、現代アートまでの700年のヨーロッパ美術を辿ることができます。
2階(日本の3階)から1300〜1800年の作品、1階は1800〜1945年、地下2階では1945年以降の現代アートが展示されています。
作品をちょっとだけご紹介したいと思います♪
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Portrait of a Young Woman with Her Hair Down (1497) |
Nürnberg /ニュルンベルクにあるデューラーの家が有名ですよね!
この絵の女性は貴族の娘のようですが、詳細は不明です。
15世紀と私には想像もできないくらい昔に描かれた作品なのに、その完成度の高さにはいつも驚かされます。
デューラーの作品は他にも、宗教画などが展示されていました。
Johann Heinrich Wilhelm Tischbein /ヨハン・ハインリヒ・ヴィルヘルム・ティシュバインの作品で、こちらもドイツの画家です。
フランクフルト出身の文豪、Johann Wolfgang von Goethe /ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテをローマで描きました。
「北欧の住まいに、大きすぎる、一枚の美しい絵画がある」
ゲーテはローマで、この肖像画について語ったそう。
等身大で描かれているので、絵画は確かに大きい!
いつもより(?)クールなゲーテを見ることができます。
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Häuser am Ufer der Zaan (1871) |
旅をしたオランダの小さな町で、川のほとりの家を描きました。
柔らかな陽の光と、水面に映る家々がとても美しい。
とても癒される作品、家に飾りたいですね。
スイス出身のドイツの画家です。
クレーの作品も、日本で人気がありますよね。
無題の不思議な絵ですが、なんだか解読できそうな気もして見続けてしまいます。笑
ハンブルクの美術館にある「The Goldfish/ 金の魚」もいつか見に行ってみたい!
Leipzig /ライプツィヒ出身の画家です。
建物や電柱が揺れているような少し不気味なフランクフルトの街の絵は、第一次世界大戦後の不穏な様子を表しています。
この後、ヒトラーの芸術弾圧によりベックマンの作品は「退廃芸術」とみなされて没収。
ベックマンはこのフランクフルト・Städelschule /シュテーデル学院で教授をしていましたが、職を失うことになります。
そしてオランダ、最終的にはアメリカに亡命し、マンハッタンで死去します。
歴史的な背景を知ると、絵画もまた違うように見えてきます。
多くのベックマンの作品がこの美術館に展示されています。
シュテーデル美術館では他にも、ティエポロやフェルメール、ピカソなど有名な画家の作品が展示されています。
見応えがあり展示数も多いので、じっくり見るなら1日はかかりますが、そんな贅沢な時間を過ごせるのも美術館のいいところ。
ドイツ旅行の際、またドイツ在住の方も、是非一度、訪れてみてはいかがでしょうか?
フランクフルト観光におすすめですよ♪
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