こんにちは、いちごです。
先日お友達に誘われて、ドイツの中世祭りに行ってきましたヽ(´▽`)/
前回の記事では、中世の王様、家来、貴族や市民の人々の行列や、剣や盾、魔除けグッズなどが購入できる中世マルクト(市場)についてご紹介しました。
今回はその続き、
中世の騎士たちの馬上試合を観戦です!
|
中世の騎士に会える! |
Turnier /トーナメント
Turnier /トーナメントとは、現代では試合形式の一つである「勝ち抜き戦」という意味ですが、本来はヨーロッパ騎士たちの馬上試合のことを指します。
二組に分かれた騎士たちが甲冑をつけて馬に乗り、長槍を使って戦います。
今回訪れたHorber Ritterspieleの見どころの一つが、そのトーナメントのショー!
騎士たちの本気の試合が見れるということで、私たちは事前にオンラインでショーのチケットを購入。
会場へ入り、指定した席を探して座りました。
中世の人々が入場
|
中世の人々の行列 |
まずは前回の記事にも登場した中世の人々の行列が、アナウンスで紹介されながら入場します。マーチングバンドから入場し、 様々な紋章の描かれた旗を振ったり、司教さん(の仮装の方)が挨拶したり。
|
馬を操る騎士 |
中世の騎士が貴族と一緒に登場。馬の引く台に乗って進んでいきます。
|
大道芸人さんたち |
大道芸人さんたちのパフォーマンスも面白い!
中世の時代はこのような芸人さんたちが、旅をしながら各地で芸を披露していたそうです。
物語の始まり・・
中世の人々の紹介後、お話がスタートしました。
|
ベビー・グルートと緑の妖精? |
最初に緑の妖精?が現れて、次に出てきたのはどこかで見たことのあるの木のキャラクター!
あとで調べましたが、マーベル映画に出てくる「ベビー・グルート」というキャラクターのようです。
森が素敵だとか、緑がいいとか、ドイツらしい自然環境のお話をしていました(°▽°)
(詳細な内容は長くなるため割愛します。笑)
「ベビー・グルート」の本物はこんな感じです。
(Amazonより)
|
主役の女性 |
そして、太陽のような真っ赤な衣装の女性が馬に乗って登場!このお話の主役です。
馬に跨らず横向きで乗り、手綱からは片手を離して余裕のこの笑顔(^O^)
大学時代に馬術部だったぽめすくんが言うには、これは難易度の高い乗り方で、馬との信頼関係が大事だそう。
とってもかっこいい!!
|
馬が立った!! |
そして馬術を披露。
シュトゥットガルト市のマークのように、馬が後ろ脚だけで立ちました!
大きな馬が立ち上がるとまた迫力満点!感動の瞬間でした。
シュトゥットガルト市の馬のマーク
|
森の仲間たち |
その後、森の巨人らしきものたちが登場。
(いちごもぽめすも友達も、この映画を見たことがないので詳しくはわかりませんでした(OvO))
後ろに騎士たちが続きます。主役の女性の仲間です。
「この平和な世界に、何か悪い気配がするぞ」という展開になり・・
|
悪役たちが登場 |
大きな旗を振った悪者たちが馬に乗って現れました。
自然を破壊する悪い奴らだそう。
正義の騎士たちとは対照的な真っ黒な衣装もまたクールでカッコイイ!
一番先頭を走るボス役の方はベテランな感じで、なかなかのイケオジさんでした(°▽°)♡
|
戦いに挑む騎士たち |
続いて、戦いの準備をした騎士たちが再登場。
ヨーロッパの古城やミュージアムに展示してあるような立派な装備。
帽子についた羽の装飾もとても華やかです。
|
ゲームに出てきそう…! |
主役の女性も装備を変えて女騎士となり、一緒に戦います。
ゲームや映画に出てきそうな美しい装いです。
馬上試合・トーナメント
いよいよ騎士たちは国の平和を懸けて、悪者たちと馬上試合を行うことになりました。
馬に乗って、技術を競います。
種目の数はなんと6つ!
どんな競技だったのか、簡単にご紹介します(^O^)
|
種目1・輪 |
最初の競技は、輪くぐり。
会場中央の一直線のレーンに2人の人が離れて立ち、それぞれが両手に輪投げのような輪っかを持って前に差し出します(「前ならえ」のような姿勢)。
選手たちは1人ずつ馬に乗って走りながら、持っている槍をその輪っかに通して取っていきます。
ちなみに槍は競技仕様の物で刃は付いていません。
左手の手綱で馬の方向をコントロールしながら、右手では長い槍を地面と平行に保ち、綺麗な姿勢で走り去っていきます。
まさにプロの技です。
ただいちごはそれよりも、輪っかを持っている人が防具も何も着けずに立っていたので、槍で刺されないかが心配でした(°▽°)
|
種目2・ワイングラス集め |
2種目は、レーンの柵の上に等間隔に置かれたワイングラスを、馬で走りながら取っていきます。
ワイングラスは6〜7個ほどあり、競技用の物なので割れないものです。多く集めた方が勝ちです。
ここでは選手たちが馬から両手を離し、体を大胆に横に乗り出して、姿勢を低くしグラスを掴んでいきます。
タイミングが合わず取れなかったり、掴んでもキープできず地面に落としてしまったりと、選手たちは苦戦。
選手の1人が全部のグラスを取った時には、大歓声が上がりました。
|
種目3・イノシシ狩り |
お次はイノシシ狩り。
イノシシの人形を、今度は本物の刃のついた槍で仕留めます!
イノシシのシルエットがリアルで、本当の狩りを見ているよう。迫力がありました!!
|
種目4・袋 |
4種目は、地面に置かれた小包のような形の袋を槍で刺して拾い上げます。
槍を下に向けるというのもまた難しい技で、
馬の上の高さからだと足元が見にくいうえに、槍を変に地面に引っ掛けてしまえば馬から転げ落ちてしまう可能性もあります。
またこの競技は騎士チームと悪者チームが横並びで同時に行います。
最後は主役の女性騎士と悪者のボスの戦いで、
ボスのほうは掴みきれず失敗、女性騎士は見事に拾い上げました(^O^)
|
種目5・弓矢 |
お次は、弓矢!
的の中心のオレンジ部分を狙います。
的の板には刺さっても、真ん中に当てるのは至難の技。
ですがこれも見事に命中させる選手がいて、大拍手が起こりました!
|
種目6・トーナメント |
最後の種目は、トーナメント。槍と盾を使った一騎打ちです!
レーンの両端からお互いが全速力で走り、相手の盾を狙って槍を刺します。
選手たちは兜で顔を覆い、兜はよく見ると目の部分だけ細く開いていますが、視界は悪そう。
この状態で機敏に動けるのがすごいです!
|
緊張感 |
試合直前の選手たちの緊張感がこれまでとは違い、それが観客席にも伝わってきました。
|
一騎討ち |
槍が盾に命中すると、メリメリと大きな音を立てて木製の槍が砕け散っていきました。
また中には勢いがつきすぎて、馬から落ちてしまう選手も。
これが本当の一騎討ち!
騎士たちの本気の戦いを見ることができました!!
最後の戦い
|
アベンジャーズ!?笑 |
トーナメントは終わったものの、それでも怯まない悪者たち!
最後は中世の村の勇敢な者たちと一緒に、悪に立ち向かうことになり・・
|
集団バトル! |
集団バトル開始!
が、騎士たちは負けてしまい・・
|
森の巨人登場 |
最初にも出てきた、グルートと思われる森の巨人が登場!
その長い腕で、悪者たちを次々に叩き倒していきます(°▽°)
最後の最後に謎の茶番を見せられ、苦笑いの観客たちでした。笑
|
トーナメント終了後 |
何はともあれ、平和な世界が取り戻され、最後には勇敢な騎士たち、また悪役たちにも大きな拍手が送られましたヽ(´▽`)/
騎士役、悪役の皆さんの馬上での技術は素晴らしく、馬を操りながらの振る舞いはとても美しいものでした!
このような馬上試合を観戦するのは人生で初めてでしたが、目の前で見るとその緊張感と迫力が感じられ、とても良い体験でした。
ここに連れてきてくれた友達には本当に感謝です!!
そして元馬術部のぽめすくんは当時のことをいろいろ思い出したようで、また馬に乗りたいな〜という気持ちに( ´ ▽ ` )
ドイツでは乗馬は盛んなので、機会があれば挑戦してみたいですね。
さて今回も長くなってしまったのでここまで。
次回は中世のグルメを堪能、そして中世の人々の生活をのぞいてみました!
また会場となったHorb am Neckar /ホルプ・アム・ネッカーの町を少しご紹介したいと思います♪
続きはこちら
読んでいただきありがとうございました!
「にほんブログ村」ランキングに参加中です(^O^)
コメント
コメントを投稿
iOS端末(MacやiPhone)でのコメントの投稿は、システム上ページ に反映されない場合がございます。ご了承下さい。