こんにちは、いちごです。
前回、前々回の記事で、現在再開発が行われているStuttgart Hbf /シュトゥットガルト中央駅の建築現場見学会の様子と、駅再開発事業・Stuttgart 21についてご紹介しました!
公開見学会では、通常は立ち入り禁止となっている建設現場を見学できるほか、再開発事業のパネル展示や特別イベントなども行われていました。
工事によって中央駅が新しくなるだけではなく、路線が大きく変更され、空港までたった6分で行けるようになるなど、移動時間の大幅な短縮が期待されています(°▽°)
中央駅の建築現場見学の様子
駅再開発事業・Stuttgart 21について
しかし、Stuttgart 21の改革はこれだけではありません!
今回は、
変わる近距離交通・Sバーンと、線路跡地の都市開発
について、簡単にご紹介したいと思います!
近距離交通・Sバーンが変わる!
前回の記事で、シュトゥットガルト中央駅とその周辺に新設される6つのトンネルについて解説しました。
そのうちの1つに、近距離交通のS-Bahn-Tunnel /Sバーン・トンネルがあります。
現在の中央駅のSバーンの地下ホームは変わらず残り、
その先のStuttgart-Nord/ シュトゥットガルト・ノルド駅とBad Cannstatt /バート・カンシュタット駅方面の線路が新しい地下トンネルに移動します。
そしてその中間に新しい駅、 Mittnachtstraßeが誕生します!
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Mittnachtstraße 駅(仮設テント) |
中央駅の公開見学会では、その駅を発見!笑
一足先に、新駅を覗いてきました(^ ^)
駅(仮設テント)の中では職員さんが、新しいSバーンの路線図について解説してくださいました!
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新しいSバーンの路線図 |
(写真はクリックで拡大します)
路線図中央の小さな白塗り部分が、シュトゥットガルト中央駅。
そこから右上に一つ進んだところが、新しくできる Mittnachtstraße駅(赤枠)です。
現在のSバーンは、シュトゥットガルト中央駅から、
Stuttgart-Nord/ シュトゥットガルト・ノルド駅方面とBad Cannstatt /バート・カンシュタット駅方面の路線に分かれますが、
将来的にはMittnachtstraße駅が分岐点となります。
新しい駅で乗り換えがスムーズに行えるだけではなく、通勤・通学ラッシュ時の中央駅の混雑を緩和することができます。
また、ほかにもSバーンには新しい駅ができる予定で、
路線図の中央下に伸びるFlughafen/Messe駅(シュトゥットガルト空港・メッセ駅)の先に新たに線路が伸びてNeuhausenという街まで、
路線図右下のKirchheim(T)行きの路線は途中で分岐し、Nürtingenという街へ行けるようになります。
路線によっては制限速度が変更されるなどして、移動時間が短縮される見込みです。
そして、Sバーンの車両が新デザインに変わります!
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新デザインのSバーン(ペーパークラフト) |
これまでのクラシックな赤色の車両から一新し、白を貴重としたデザインに。
黄色部分が一等車、青色部分が自転車や車椅子、ベビーカーを乗せられる席で、外側から一目でわかるようになっています。
一部の座席配置は変更され、混雑時もより快適に乗れるように工夫されています。
新デザインの車両は、すでに一部の路線で運行が開始しています。
写真のペーパークラフトは、今回のイベントで配布されていました!
ミニSバーン、可愛い(°▽°)
またここにも、無料の写真撮影機が!
新・地下ホームに続き、2回目の撮影。(詳細は
前々回の記事より)
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一足先に、Mittnachtstraße 駅へ!笑 |
背景のMittnachtstraße 駅は、もちろんCGです。
ちゃっかり楽しんでいるいちごとぽめす。笑
そして駅の前では、オリジナルグッズがもらえるルーレットに挑戦!
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ルーレット |
いちごもぽめすも見事に外しました(°▽°)
悔しがっていたら、おまけで参加賞をたくさんいただきました。笑
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この日のお土産 |
Sバーンのマーク入りのボールペンとグミ!可愛いです。
メモ帳とアイマスクももらえました(^O^)
線路跡地の都市開発・Rosenstein
そして最後は、駅再開発事業・Stuttgart 21の最終段階、線路跡地の都市開発です。
前回の記事にあったように、中央駅に新しく地下ホームと地下トンネルができるので、これまでの地上のホームや線路は不要となります。
これらの鉄道用地は、新しい街、Rosenstein地区として生まれ変わります。
都市開発が行われるのはこちらのカラー部分の地区↑
地図左下のBonatzbau(青枠)が中央駅駅舎です。
駅舎から右上に向かって線路が扇状に広がっており、その部分が全て都市開発用地となります。
約85ヘクタールの土地は5つの地区に分けられ、
住宅やオフィス、文化・教育・社会施設、小売店、公園などに利用されます。
持続可能で環境に優しい都市として、計画が進められています。
Rosensteinブースでも、ルーレットに挑戦。
ぽめすくんがラバーバ(ルバーブ)ジュースを獲得!
私はまたまたハズレでした(T_T)笑
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ラバーバ(ルバーブ)ジュース |
この日は晴れてとても暑かったので、冷たいジュースが美味しかったです(^O^)
さて3回の記事にわたって駅開発事業・Stuttgart 21についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
建築現場を実際に歩き、展示パネルや工事の担当者さんからの話を聞くことで、事業についてより理解を深めることができました。
10年以上続く大工事の中身は、自分たちが想像していた以上に規模が大きく、驚くことばかり。
シュトゥットガルトを変えるだけではなく、近隣都市にも大きな役割を果たすことがわかりました。
今回の公開見学会には約59000人の来場者があったそうです。
私たちが訪れたのは最終日でしたが、会場はとても混雑していました。
多くの人が写真を撮ったり、解説を熱心に聞いたりしていて、市民の関心の高さがうかがえました!
他のお客さんたちの楽しそうな様子を見ながら、
私も小学生の頃、建設中のスカイツリーを眺めながら、完成が待ち遠しかったことを思い出しました(^ ^)
公開見学会はまた開催されるそうなので、機会があれば是非参加してみてください!
いい記念になりますよ♪
2023年も行ってきました。
今回参考にしたページはこちら
・S-bahn
Verband Region Stuttgart
Stuttgart /シュトゥットガルト市
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