こんにちは、いちごです。
先週の記事で、Stuttgart /シュトゥットガルトとその近郊の春のイベント&観光スポットについて書きました。
今回はその記事でもご紹介したイベント、
Tage der offenen Baustelle am Stuttgarter Hauptbahnhof/シュトゥットガルト中央駅の建設現場公開デー
へ行ってきました!
シュトゥットガルト中央駅の公開イベント
「Tage der offenen Baustelle am Stuttgarter Hauptbahnhof」は、ヨーロッパ最大級のインフラプロジェクトとも言われるシュトゥットガルト中央駅の開発事業「Stuttgart21」を知る&体験できるイベントです。
今年はイースター休暇の4月8日〜10日に開催され、3日間で過去最高の9万人の来場者がありました。
通常は立ち入り禁止となっている工事中の中央駅を見学できるほか、
展示パネルで工事の詳細や Stuttgart 21の内容を知ることができたり、実際に駅開発に携わる専門家の方と意見交換をすることができます。
入場無料です(^O^)
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Tage der offenen Baustelle |
昨年に続き、今年も見学に行ってきたのでその様子をレポートしたいと思います(^O^)
Stuttgart 21については以前の記事でまとめていますので、先にお読みいただくと今回の内容がわかりやすくなると思います!
また昨年の建築状況とも比較しながらお楽しみください♪
昨年のイベントの様子はこちら
新しい地下ホーム
まずは開発事業の目玉、建設中の地下ホームを見学しました!
現在シュトゥットガルト中央駅のICE(ドイツの新幹線)やRE、RB(特急列車)の発着するホームは地上にあり、「頭端式ホーム」になっています。
これが地下に建設中の「通過式ホーム」に移動することで線路が省略され、移動時間の大幅な短縮が見込まれています。
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行列・・ |
地下ホームへの入り口が1箇所しかないため、開場1時間半で既に長い行列ができていました…
30分弱並んで、やっと入場です!
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入場! |
駅舎側に設置された作業用の階段を降りていきます。
キノコのような巨大な柱が立ち並び、すごい迫力です!
来場した人たちはまじまじと柱を観察?したり、写真を撮ったり。
テーマパークに来たようなワクワク感がありました(^O^)
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建築現場のリアル |
キノコの傘の下には大きな機材やポールが積まれていて、それすらも美しく見えます…
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駅舎の塔が見える |
入口側のエリアは、支柱の間から空が見えるようになっていますが、
奥の方は工事が進み、
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塞がれた天井 |
天井もコンクリートで塞がれていました。
去年の時点では、この辺りにも天井を支えるためのポールがたくさん設置されていました。
かなりスッキリした印象です。
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暗い… |
今は暗い雰囲気のホームですが、、
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LICHT=光
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将来はこの天井の幕が剥がれ、自然光が入ってこんなに明るくなるらしいです(°▽°)
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トンネルと出口 |
ホームの一番東端まで来ました。
現場の方のお話によると、中央の大きなトンネルはFilderstadt/フィルダーシュタット方面、つまりシュトゥットガルト空港へ続いています。
左上の黄色と緑に光る場所は、UバーンのStaatsgalerie駅へ続く出口になるとのこと。
中央駅とStaatsgalerie駅は位置的にはすぐ隣にあるのですが、この工事の影響でアクセスが非常に悪い状態です。
早く開通してほしい…!
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Fildertunnel /フィルダートンネル |
Fildertunnel /フィルダートンネルが完成すれば、中央駅からシュトゥットガルト空港駅まで現在27分かかるところが、たった6分で行けるようになります。
これは大きな改革です!
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記念フォト |
そして、最後に記念撮影!笑
今年も写真撮影の機械があり、実際の地下ホームを背景に撮影しました!
去年の写真と比べると、工事の進み具合は明らかですね(^O^)
他にも工場萌え?な写真がたくさん撮れました!
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自然光に照らされる現場 |
白い光を浴びる一台の台車。
UFOが来たような、ちょっと宇宙を感じる不思議な雰囲気です(°▽°)
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天井の美しい曲線 |
外からの光と影で、柱から天井にかけてのカーブが美しく映えます。
コンクリートの無機質さが近未来な空間をつくり上げていました。
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地下ホームの上 |
また今回は、
地下ホームの上を一部歩くことができました!大きな白いカバーがかかっているのがガラス天井の部分。
完成イメージ図によるとここの地面は芝生になり、街の人たちの憩いの場になるのだとか。
駅舎
次に訪れたのは駅舎。
駅舎と時計台は ワイマール共和国時代の1923年に建てられた建物で、工事では建物の中をリノベーションします。
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中央駅駅舎 |
久しぶりに駅舎を正面から見たら、外の柱だけを残して中の建物が取り壊されていました。
大きな階段、エスカレーターと、飲食店やスーパーがあった部分です。
変わり果てた姿にちょっと悲しくなりました…
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入場! |
昨年は駅舎の前までしか行けませんでしたが、今年は中へ入れるようになっていました!
入口は時計台の下に。
いかにも廃墟な見た目に、崩れるんじゃないかとドキドキでした(^^;
そして中は…
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圧巻 |
天井の端から端まで細いパイプが綺麗に張り巡らされ、
全てが同じ形に組まれて重なり合い、美しい幾何学模様を生み出していました。
その光景に多くの人が立ち止まり、目を奪われているようでした。
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中央出口 |
壁はそのまま。
出口の看板が懐かしい。
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取り壊し |
取り壊された駅舎正面側の建物の跡も見えました。
古い壁はしっかりと固定されています。
このスペースには再びお店やトイレ、ロッカーなどがつくられます。
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ん? |
古い壁をじっくり観察していると…
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ソニック? |
ソニック?のような落書きがありました(°▽°)
下手だけど上手い、絶妙な絵です。笑
初公開のトンネル
お次は今年初公開のトンネルへ!
駅舎の裏へ回って、北側のLBBW(銀行)のところまで来ました。
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地下への通路 |
工事車両用のトンネルを歩いて、地下へ入っていき…
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トンネル |
その先に現れたのは、巨大な地下空間!
4つの大きなトンネルが横に並び、線路がいくつも伸びていました。
このトンネルは、Bad Cannstatt /バート・カンシュタット駅方面とFeuerbach駅方面に続いています。
地上の喧騒が届かない、とても静かな場所でした。
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キノコ! |
中央駅方面をよく見ると、地下ホームが見えました!
電車はここからホームに入っていくんですね。
そしてこの線路がドイツ全土、そしてヨーロッパ各国に繋がっていると思うとロマンがあります(^o^)
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ドイツ語、英語、ルーマニア語 |
建設現場には作業員向けの様々な注意書きが貼ってあるのですが、ドイツ語、英語とルーマニア語の3言語で書かれていました。
どうやらルーマニアから多くの労働者が来ているよう。意外な国でした!
地下水浄水処理施設・Hölscher Wasserbau
トンネルを掘るには地下水の処理が必要となります。
ということで最後は、地下水浄水処理施設を見学です!
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地下水浄水処理施設 |
こちらも去年は入れなかった場所。
地下ホームのすぐ裏に設置されていました。
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地下水の仕組み |
施設の中はツアー形式で職員さんと一緒に回り、浄水処理の仕組みについて話を聞きました。
地下水を様々な方法で濾過し、最終的には飲み水として利用できるレベルになるそうです。
またこの施設では地下水位を測定プログラムで監視、管理をしています。
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活性炭のタンク |
このタンクでは活性炭を使って汚れなどを除去しています。
解説を聞きながら、小学校で水の濾過について習った時のことを思い出しました(´∀`)
浄水施設は地下ホームとトンネル工事が終わるまで稼働し、駅が完成したら撤退するそうです!
その他の体験イベント
その他にも、ショベルカーの操縦体験やこども向けのゲームコーナー、消火活動体験コーナー、フォトブースがあり、多くの人で賑わっていました!
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大きな消防車の乗車体験も! |
私たちも鉄道会社のオリジナルグッズが当たるルーレットに挑戦したり、
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Sバーンオリジナルパッケージの景品 |
ポップコーン食べたり!
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ポップコーン |
久々のポップコーン、美味しかった(^O^)
そして今年もRosensteinブースでルーレットに挑戦。
ぽめすくんがまたまたラバーバ(ルバーブ)ジュースを当てました!笑
私もりんごが当たりましたよ♪
また電車の座席の座り心地を測るアンケートなどもあり、面白いイベントが盛りだくさんでした!
去年のブログ記事と見比べると地下ホームの天井はかなりできていた印象で、来年には全て塞がりそうです。
鉄道トンネルを歩くという貴重な体験もできて、いい思い出になりました(^O^)
一方駅舎はまだ新しい部分がなかったので、これからどのように変化していくのかが本当に楽しみです。
また公共交通機関での移動が多い私たちにとっては、駅や電車が便利になるのはとてもありがたいこと。
移動時間が短縮されたり、新しい駅の姿を想像するだけでもワクワクします!
来年はどうなっているか、また見に行けたらいいなと思います♪
読んでいただきありがとうございました!
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