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ドイツでフライパンを捨てる〜Wertstoffmobil /資源ごみ回収車〜

こんにちは、いちごです。 前回の投稿からまた少し時間があいてしまいましたが、いちごとぽめすは元気にしています(^-^) 今月はお友達からクローゼット棚を譲っていただいたことを機に、家の物を整理したり処分したりと、二人で断捨離(?)に励んでおりました。 私たちが家で使っている物の多くが、渡独初期に購入したものや友人知人から譲っていただいたもの。 すでに壊れたり、ボロボロになってきているのですが、 それでも「まだ使える!」と(特にいちごの)貧乏精神で誤魔化しながら使っていました。笑 しかしやはり物が増えてきてしまったので、ついに家の古い物を捨てることを決意(°▽°) ということで今回は、家のゴミ箱に捨てることができない物たちを、 資源ごみ回収車/Wertstoffmobil に持って行ってみました! 今回捨てるもの 今回捨てるものたちはこちら↓ 捨てるものたち フライパン パウンドケーキ型 ケーキ丸型 ピンセット スマホ充電用コード (クリックでAmazon.deのページへ移動します) ステンレスの水筒(写真左) それから、こちらのピンク色のステンレスの水筒。 どれもコーティングが剥がれたり、壊れたりして機能しなくなってしまったものたち。 私たちの住むStuttgart /シュトゥットガルトでは、これらを一般の家庭ごみである「Restmüll /燃えるゴミ」や「Gelbe Sack/ゲルべザック・包装ゴミ」などに捨てることはできません。 ゴミの分別を調べる まずは、これらの物がどのゴミに分別されるのかを調べました。 分別方法がわからない時に便利なのが、各自治体の「 Abfall-ABC 」というサイトです。 (ドイツのゴミの分別・回収方法は自治体によって異なり、 「Abfall-ABC」のサイトが 無い自治体もあります。) 以前、ドライヤーなどの電気製品を処分する際にも利用したこのサイト。 「Abfall-ABC」の詳細 はこちらの記事をご覧ください。 【 ドイツで電気製品を処分するには?〜Elektro‐Altgeräte〜 】 例えば、シュトゥットガルトの Abfall-ABCで 「フライパン/Bratpfanne」を調べてみると・・ フライパン/Bratpfanneの処分方法( Abfall-ABC Stuttgart ) 処分方法は、 Wertstoffhof

超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜

こんにちは、いちごです。

先月から、私たちの最近の旅行記もかねて、 Stuttgart /シュトゥットガルトから日帰りできる観光・お出かけスポットをご紹介していますヽ(´▽`)/


〜お出かけ情報〜

Triberg /トリベルク・黒い森

Titisee /ティティゼー・黒い森

Hamburger Fischmarkt /フィッシュマルクト・Stuttgart /シュトゥットガルト


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今回は、前回のジンスハイム技術博物館の続き、ホール2の

超音速飛行機に搭乗しました!


超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
コンコルドの機内から



Technik Museum Sinsheim/ジンスハイム技術博物館

Technik Museum Sinsheim / ジンスハイム技術博物館は、シュトゥットガルトから車で1時間ほど北上したジンスハイムという町にあります。

車、飛行機、機関車、バイク、自転車、戦車などの乗り物や自動演奏の楽器などが展示されており、見るだけでなく、触って、乗って、動かしたり、遊んだりもできる機械のテーマパークです!


博物館は大きな2つのホールに分かれており、
第1回は、Halle 1 /ホール1のアメリカ車コレクション、戦車、戦闘機、飛行機と、ミュージアムレストランについて、
第2回は、Halle 2+3 /ホール2+3の史上最速ロケット自動車、レーシングカー、スーパーカー、スポーツカー、ドイツ車、イギリス車、機関車などについて書きました。

第1回・ホール1

第2回・ホール 2+3

超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
ホール 2+3

ジンスハイム技術博物館のホール2の屋上には、この博物館の目玉、本物の超音速飛行機の展示があります!

超音速飛行機とはその名の通り、音速(秒速331.45 m、時速1193.2 km)を超えるスピードで飛ぶ飛行機です。
今回は、超音速旅客機のオリジナル2機に搭乗してきました!!




世界初の超音速飛行機・Tupolew Tu-144 / ツポレフ

超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
Tupolew Tu-144 / ツポレフ(写真右)

まず階段を上がって真上にあるのは、旧ソビエト連邦で設計、製造された超音速旅客機、Tupolew Tu-144 / ツポレフ。
1968年12月31日に原型機が初飛行を行った、世界で最初の超音速旅客機です。

全長65,68m、飛行高度は18000m、最高速度はマッハ2,15(時速2285km)で、音速の約2倍の速さです。
初飛行後、さまざまな開発を重ね、1977年11月1日、モスクワ〜アルマ・アタ(旧ソ連、現カザフスタンの首都)間の定期便運航を開始。
通常の旅客機では4時間かかるところを、半分の2時間で飛行しました。

しかしそのわずか7ヶ月後、不時着事故が発生したこともあり、運行中止に。
旅客機としての最後の運行は1978年6月1日でした。





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
西洋諸国の唯一のツポレフ

西洋諸国に存在するツポレフは唯一、ここの1機のみ。とても貴重な飛行機です!!
博物館までのツポレフの輸送は歴史的な大規模輸送で、モスクワからドイツのHeilbronn /ハイルブロンまで船、そこから高速道路A6でここまでやってきました。





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
鋭い先端

ツポレフを下から。
そもそも飛行機を下から覗くのはなかなかない体験です。

普通の飛行機とは違い、超音速飛行機は先が鋭くとんがっています。
刺されたら痛そう!笑




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
螺旋階段とエンジン

搭乗口まで螺旋階段を上ります。 
大きなエンジンにドキドキ。




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
後ろにはコンコルド

螺旋階段から後ろを振り返るともう1機の超音速旅客機、コンコルドが見えます。

通常なら、この近さで飛ぶ姿勢の飛行機が並ぶことはないでしょう…
不思議な距離感です。




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
ツポレフの搭乗口

入口はこのように大きく開いています。
いよいよ搭乗です!




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
入口すぐ

宇宙船のような通路。
外からの写真でわかるように、飛行機は前方が上を向いた状態で設置されているので、
急な坂を上るように前へ進みます。





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
ツポレフの機内

座席はこんなふうに、両側2席ずつ。
ここでは片側ずつしか設置されていませんが、実際は両側にありました。






超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
乗客

素敵な帽子を被った女性。
なぜか酸素マスクを持っています。笑

シートはオレンジ色だったんですね。




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
ツポレフの操縦席

一番前まで行くと、操縦席。
ここまで上がるとかなり蒸し暑いです(^^;

メーターがたくさんあって戦闘機のよう。
フロントガラスも小さく、視界が狭く感じます。

この博物館のホール1ではドイツ・ルフトハンザの旅客機の操縦席をご紹介しましたが、その違いは一目瞭然です。




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
ロシア語表記

旧ソ連間での運行だったので、ほとんどがロシア語表記です。

ツポレフは、同時期に開発されていたコンコルドに機体の形が酷似しており、旧ソ連の産業スパイ活動が疑われましたが立証はされませんでした。
しかし、超音速のスピードを出すためには必然的に同じような設計になるのではという見方もあったそうです。





超音速旅客機・Concorde F-BVFB/ コンコルド

超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
超音速旅客機・コンコルド F-BVFB(写真左)

ツポレフ初飛行の2ヶ月後、1969年3月2日に初飛行をしたのが、Concorde /コンコルド。
フランスとイギリスの共同開発で、エールフランスとブリティッシュ航空で1976年から2003年まで運行していました。

全長62,6mでツポレフよりもやや短く、飛行高度は18000m。
最高速度はマッハ2,23(時速2405km)で、ツポレフより少し速いです。
北大西洋ルートで、ニューヨークまで3時間半で到達しました。 





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
コンコルドの先端

コンコルドの先もシャーペンの芯のように尖っています。





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
コンコルドの翼

螺旋階段からは、綺麗な翼が見えます。
平らで大きな三角形をしています。





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
宇宙船のような入口

こちらも入口は宇宙船のよう。




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
通路

座席は両側2席ずつ、通路はとても狭かったです。 
体の大きい人は通ることが難しく、すれ違うこともできません。
そのためこの機内は見学者でかなり渋滞します(^^;;





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
機内食のメニュー

機内食のメニューはフランス料理のコースでしょうか。
前菜はロブスターサラダ、メインは鴨のお料理にバゲット、デザートはオレンジムースのガトー(ケーキ)、フルーツサラダにコーヒー。 

コンコルドは燃料費の高さから、チケット代もとても高額だったそう。
富裕層の方しか乗ることができませんでした。





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
トイレ中…

トイレに入っている人も覗けます(^^;

コンコルドの帽子に、コンコルドのシャツ、パーカー、、
全てミュージアムショップで購入できます!笑






超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
コンコルドの操縦席

前まで行けば、操縦席に。
通常の旅客機よりもやはり狭く、窓も小さいです。

こんな大きな機体が超音速で飛ぶというのは、素人のいちごには全く想像のできない世界…
それを操縦するパイロットさんたちは、とてつもなく大きな自信と不安があったのではないかと思います。

コンコルドは2000年に墜落事故を起こしたこと、また超音速飛行のための燃費の悪さやメンテナンスにかかるコストの高さなどから、2003年に運行停止となりました。



運行当時は乗ることができなかった超音速飛行機ですが、その雰囲気を感じられて本当に感動しました!
飛行機好きの方も、超音速飛行機のことを知らない方も、ツポレフ、コンコルドへの搭乗は記憶に残る素晴らしい体験となると思います。

ただし機内は狭く、人が歩くたびに揺れます(°▽°)
高所恐怖症の方や狭い場所が苦手な方には搭乗はおすすめしません。




飛行機のすべり台

超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
飛行機!!

ジンスハイム技術博物館には超音速飛行機以外にも、屋上に飛行機がいっぱい。

そしてここにある飛行機、ほとんどが乗れてしまうんです!





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
貨物輸送機

例えばこちらは、ルフトハンザの小型の貨物輸送機。
貨物用なので、座席はありません。

貨物輸送機に乗るというのも初めての体験。
小型機なので、怖さも少ないです。笑




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
飛行機のすべり台

さて最後は、このジンスハイム博物館のもう一つの楽しみ!
飛行機から、すべり台で降りますヽ(´▽`)/  





超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
すべり台入口

操縦席横の出口から伸びるこのチューブ。
ホール2+3の入口すぐがすべり台の下り口になっており、 そこに滑り台用の袋があるので持って上まで上がります。

そして飛行機を通って、滑り台の入り口へ。
袋に足を入れて、一気に降ります!!






超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
ホール 2+3の入口へ

急な傾斜ですが、すべり台用の袋のせいか、そんなにスピードは出ません。

チューブは長く見えますが、滑ってみると一瞬でした〜!
楽しかったです(^O^)




技術がいっぱい詰まったミュージアム

3回の記事にわたってジンスハイム技術博物館についてご紹介しましたが、魅力的な乗り物や機械はまだまだたくさんあります!

技術の知識がなくても楽しむことができ、丸1日過ごしても時間が足りないくらいで、様々な方におすすめしたいミュージアムです!
またほとんどの展示物にはドイツ語に加え英語の説明書きもありますよ。




超音速飛行機コンコルドに搭乗!〜ジンスハイム技術博物館/Technik Museum Sinsheim 〜
Sinsheim の看板(写真右)

ちなみに、ミュージアムの特徴的な「Sinsheim」の看板にも歴史があります。

これはもともとは、Growianという世界最大の風力発電のタービン(風車)の羽の1枚でした!
ドイツ・Schleswig-Holstein /シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州に立っていたそうです(^O^)




*Technik Museum Sinsheim/ジンスハイム技術博物館*

所在地:Eberhard-Layher-Straße 1, 74889 Sinsheim

営業時間:
月曜〜金曜日 9時-18時
土曜、日曜、祝日 9時-19時

入場料:
大人 22€
5−14歳のこども17€
4歳以下 無料

映画館とのコンビチケットや映画館のみのチケット、2日間入場チケットもあり。




ジンスハイム技術博物館・ミュージアムブック

(Amazonより)


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