こんにちは、いちごです。
今回も、スペイン旅行編の続きを書いていきますヽ(´▽`)/
前回の記事では、バルセロナのSagrada Família /サグラダ・ファミリアの塔へ登りました!
スペイン・Sitges /シッチェス編
スペイン・Barcelona /バルセロナ編
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今回は、
サグラダ・ファミリアの聖堂の様子をご紹介します!
生誕のファサード/Façana del Naixement
入口となるのは、生誕のファサード。
生前のガウディもそのほぼ完成した形を見たという、サグラダ・ファミリアで最も古いファサードです。世界遺産に登録されています。
前回の記事では、4本の鐘塔のうちの向かって右側の2本の塔に登り、ファサード中央の「生命の木」の真裏にある小さな橋を渡りました(^ ^)
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生誕のファサード/Façana del Naixement |
ファサードには、受胎告知からイエス=キリストが誕生、成長していく場面が彫刻で表されています。
生誕のファサードには、3つの門が設けられています。
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希望の門 |
ファサードを向かって左側が、イエスの養父ヨセフに捧げられた「希望の門」。
ヘロデ王の命令による幼児虐殺や、エジプトへの逃避行の場面が表されており、ヨセフを象徴する大工道具なども見つけることができます。
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信仰の門 |
向かって右側は聖母マリアに捧げられた「信仰の門」。
扉の真上にはイバラに覆われたイエスの心臓。その周りには、いとこを訪ねるマリアや、イエスを慕うヨセフとマリアの様子を見ることができます。
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慈愛の門 |
中央の大きな門はイエスに捧げられた「慈愛の門」。
一番上は聖母マリアの戴冠、その下が受胎告知やイエスの生誕の場面です。
また門の扉は、日本人彫刻家の外尾悦郎氏が手がけました。
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カメさん |
門の間の柱の足元には、大きなカメさん!
ウミガメとリクガメの2匹がおり、「不変」を象徴しています。
生誕のファサードでは、聖書の舞台が華やかに繰り広げられていました!
彫刻の一つ一つに意味があり、ガウディの深い信仰心を感じ取ることができます。
聖堂内へ
そして、中央の「慈愛の門」から聖堂へ入りました。
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聖堂内部 |
生誕のファサードの重々しい雰囲気とは異なり、内部は明るく、装飾はシンプル。
現代的な造りをしているように見えます。
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神秘の森 |
特徴的な柱が並ぶこの場所は、「神秘の森」と名付けられています。
聖堂内に自然の森を投影した大胆な設計!
柱の先は巨木のように枝分かれして鋭く尖り、天井からは木漏れ日のように外の光が差し込んでいます。この暖かな光が、ガウディ考案の採光器から生み出されているというのも驚きです。
ギザギザした天井は、葉の重なりを想起させます。
日本で育った私にとって、キリスト教の聖堂や教会に訪れるのは未だに少し緊張するし、慣れないところがあります。
でもここは、本当に自然の中の雰囲気があり初めて来た気がしません。不思議な安心感がありました(^ ^)
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中央祭壇 |
中央祭壇には、イエスの磔刑像。
大きな傘のような天蓋には、黄、緑、黒の3色の葡萄が吊り下がっています。
さらに感動したのが、こちらのステンドグラス!
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ステンドグラス |
窓枠のデザインもおしゃれなのですが、これを違う角度で見てみると…
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東側 |
天井にステンドグラスの光が反射し、美しいグラデーションに!!
東側は、青色ベース。
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西側 |
西側は赤色のベース。
ちょうど西日が差し込み、床まで光が届いていました。
とても幻想的です。
ライトアップではなく、自然の光を利用してこの空間を生み出す設計。本当に素晴らしかったです(^O^)
栄光のファサード
前々回の記事でも書いたように、サグラダ・ファミリアにはもう一つファサードができる予定です。
外側は工事中ですが、内側からその扉を見ることができました!
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栄光のファサードの扉 |
扉には、50カ国語で「主の祈り」の句が刻まれており、日本語でも「われらの父」などの言葉が書かれています。
どこにあるかわかりますか??
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「われらの父」 |
左上の二行目に、「われらの父」を発見!
字が大きく、簡単に見つかりました(^O^)
このファサードは将来正面入口になる予定で、一番大きく豪華なものになるそうです。
完成が楽しみです♪
受難のファサード/Façana de la Passió
サグラダ・ファミリアの出口は、受難のファサード。
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受難のファサード |
ガウディ没後、1954年に着工。
残されたガウディの図面をもとに、彫刻家の Josep Maria Subirachs /ジュセップ・マリア・スビラクスが彫刻を手がけました。
最後の晩餐からイエスの死までの受難の物語をここで見ることができます。
柱は、キリストの骨をイメージして作られたそう。
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悲しむ人々 |
角ばってゴツゴツとした現代彫刻。
豪華な装飾はなく、岩肌の冷たさが伝わってきます。
人々のほとんどに表情はありません。
ガウディの作品とは正反対です。
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イエスの鞭打ちの刑の場面 |
出口の扉の前には、
イエスの鞭打ちの刑の場面が表されています。背景がシンプルなので、イエスの表情に自然と目が向きます。イエスを縛る縄がリアルなのも見どころ。
多くの人がここで立ち止まっていました。
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福音の扉 |
扉には、イエスの最後の2日間のシーンを新約聖書から8000字抜粋し、刻まれています。
下部の真ん中に、「GRÀCIES」(カタルーニャ語の「ありがとう」)が金色で書かれていました。
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金色のイエス |
ファサードの上部も見逃せません。
塔の間の橋に座っているのは、金色のイエス像。
復活し、昇天した姿を表しています。
白い柱は骨のよう。その屋根と奥の壁には文字がたくさん刻まれていました。
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教会付属の学校 |
受難のファサードを向かって左側には教会の聖具室、右側には教会付属の学校があり、どちらも見学可能です。
また地下には博物館があり、ここも同じチケットで入場することができます。
サグラダ・ファミリアの歴史や建築に関する資料があり、ガウディの有名な逆さ吊り模型(フニクラ)も見学することができますよ(^O^)
お土産屋さんもあり、関連の本や、マグカップ、花瓶、キーホルダー、置物や文房具など様々なグッズがありました!
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サグラダ・ファミリアといちご。 |
サグラダ・ファミリアを退場したのは17時頃、生誕のファサードはすっかり逆光に。
それぞれのファサードと内部と塔と、全て違うテイストで興味深く感動的で、
思う存分、ガウディ建築の世界を味わうことができました。
完成したら、絶対にまた来たい!
26歳、素晴らしいスタートが切れましたヽ(´▽`)/
ミステリーツアーを計画してくれたぽめすくん、本当にありがとう!!
さて次回もバルセロナ編!ディナーへ向かいます♪
続きはこちら
関連書籍(クリックでAmazon.deのページへ移動します)
・ガウディ建築について
今回参考にしたページ
Barcelona.de
tabikobo
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