こんにちは、いちごです。
今日もスペイン旅行編の続きを書いていきますヽ(´▽`)/
前回の記事では、バルセロナでタパスのディナーを楽しみました!
スペイン・Sitges /シッチェス編
スペイン・Barcelona /バルセロナ編
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今回は、私たちが滞在した街、Sitges/ シッチェスの
Palau de Maricel /マリセル宮殿
を見学します!
ミュージアム無料デー!
誕生日翌日。
ぽめすくんの事前の計画では、この日もバルセロナへ行くか、それともシッチェスで過ごすか迷っていたそうですが…
旅行初日、シッチェスの観光案内所で職員さんから滞在日数を聞かれ、
「今週の水曜日は街のミュージアムが入館無料になります。よかったら行ってみてください(^ ^)」
と、おすすめしてくださいました!
そう、
毎月第一水曜日は、シッチェスのミュージアム無料デー
だったのです(°▽°)
美術館好きないちごにはとっておきの情報!
また
初日の散策で私もぽめすくんもシッチェスの街が気に入り、もう少し長く過ごしたいねということに。
なので満場一致で(2人しかいませんが笑)、この日はシッチェスで美術館巡り&海水浴をしようと決まりました!
どんなに小さな街でも、一度 siesta /シエスタ(お昼休憩)で閉め出されたとしても(笑)、
観光案内所は行くべきですねヽ(´▽`)/
初日の散策の様子
Palau de Maricel /マリセル宮殿
朝、ホテルでゆっくり朝食をとった後、私たちはまずPalau de Maricel /マリセル宮殿へ行ってみました。
ホテルの朝食ビュッフェの様子はこちらから
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マリセル宮殿入口 |
場所は、
初日に散策した旧市街の海沿いのCarrer Fonollar /Fonollar通りにあります。
マリセル宮殿は、アメリカの実業家でありアートコレクターでもあるCharles Deering氏が、自身の別荘兼アートコレクションのために1910〜1918年に建てさせたもの。
バルセロナ出身の芸術評論家、アーティスト、エンジニアであるMiquel Utrillo氏が設計し、
カタルーニャのモデルニスモ時代の終盤1906年~1923年の、「Noucentisme /ノウセンティスム」と呼ばれる様式の建築です。
現在は芸術や文化活動の場として利用されています。
今回は、この美しい宮殿の内部をご紹介していきます♪
中庭
入口を進むとまずは中庭へ。
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中庭 |
壁を青いタイルで埋め尽くされた地上階は、まるで海の中のよう。
上層階は白壁で、太陽の光が反射して眩しかったです。
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入口の扉 |
扉の周りも一面青色。
絵画が掛けられているようなタイルのデザインが素敵です。
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南国風♪ |
可愛らしい小さなヤシの木も植えられていました。
入口の外はとても暑かったのですが、中庭には涼しい空気が流れています。
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階段 |
中庭の階段で上へ。
窓のデザインも青色。
形や大きさが異なるのも面白い。
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「MARYCEL」 |
タイルを合わせて作られた絵画。
中央に書かれた文字は、「MARICEL」ではなく「MARYCEL」でした。
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蛇口 |
隅には蛇口を発見。
壁のタイルをよく見ると、丸の中に鹿や鳥、鎧を着た男性の姿などさまざまなイラストが描かれていました。
左下の生物はなんだろう…怪獣?笑
エントランスホール
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エントランスホール |
2階にある最初の部屋は、エントランスホール。
レセプションエリアとなっています。
中庭とは雰囲気がガラッと変わって、中世のヨーロッパのようなお部屋。
周りには様々な芸術コレクションを展示しており、その多くが複製だそうです。
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ウィーン製の小箱 |
中でも注目したいのが、19世紀の
ウィーン製の小箱。引き出しがついているのが特徴で、絵が細かく、物語のようになっています。
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ステンドグラス |
窓側に置かれたステンドグラスも魅力的でした♡
黄金のホール
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黄金のホール |
エントランスホールを進むと、大きなシャンデリアが眩しい豪華なホールがあります。
ネオバロック様式のこの部屋は、現在は結婚式や会議場として利用されています。
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神聖ローマ皇帝カール5世の胸像(複製) |
このホールにも多くの美術品が展示されています。
特に目を引くのは、金色のアーチに囲われた神聖ローマ皇帝カール5世の胸像(複製)。
鎧はミュールベルクの戦いで着用していたものだそう。
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アラバスター製の暖炉 |
またアンティーク家具も見どころ。
部屋の正面中央には、アラバスター(雪花石膏)製の立派な暖炉があります。
複雑な模様の彫刻が素晴らしい…!
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洗面台 |
戸棚?と思ったら洗面台でした。
上には蝋燭が4本。おしゃれです。
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タンク式 |
洗面台に水道は通っておらず、タンク式になっていました。
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窓から見る海 |
ホールの窓からは、海が目の前に見えました。
本当に素敵な場所です♡
礼拝堂
黄金のホールの隣には、小さなスペースがあります。
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隣の部屋へ |
アーチの真ん中を橋が横切っている面白い造り。
この下をくぐると…
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礼拝堂 |
煌びやかな礼拝堂がありました。
中央には小さなピアノ。
黄金の祭壇もまたすごく華やかですが、白と黒の床の模様も特徴的で、この独特な空間を作り出しています。
周りには陶磁器のコレクションが展示されています。
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聖母マリアの像 |
祭壇の聖母マリアの像、実物はかなり大きかったです。2mくらいかな?
顔を見ると、目がちょっと怖い…
じっと見られているような圧がすごくて、この部屋からはすぐに出ました(°_°)笑
階段
気を取り直して、今度はアーチの前の階段を上っていきます。
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階段 |
壁も柱も手すりも天井も、全て装飾されています。
デザインはバラバラなのに、部屋全体が締まって見えるのがすごい。
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青く輝く扉 |
階段を上った先には、青く輝く扉!!
一体どんな世界に繋がっているんだろうと想像するだけでもドキドキ(°▽°)
神秘的な空間でした。
テラス
青い扉は屋上のテラスに続いていました。正確には、青い扉の手前で右に曲がるとここに出ます。
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屋上テラス |
スタイルがまたガラリと変わって、中華風な、日本の沖縄のような雰囲気。
壁のタイルはイスラム系のデザインにも見えます。
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タイル絵 |
壁にはタイルを合わせて作られた絵画が並びます。
美術館みたいで楽しい!
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お気に入りの一枚 |
どこかの宮殿でしょうか。
手前左の女性のドレスが綺麗です。
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沖縄っぽい! |
テラスの壁が高くて外の景色はよく見えませんが、壁の穴から少し覗けます。
沖縄に来たような写真が撮れました。笑
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回廊 |
海を臨む回廊です。
中央は吹き抜けになっており、太陽の光が差し込みます。
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水平線 |
ずーっと水平線。
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海を見つめるいちご |
時間を忘れてただただ海を見つめて…
風がとても涼しかったです。
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タイルのデザイン |
回廊の内側は青いデザインのタイル、パティオ(中庭)側は緑と白のギザギザのデザイン。
そして、壁も一面タイル絵が施されています。
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家畜や野菜 |
鳥やウサギなどの家畜が吊るされている様子や、野菜を運ぶ人の姿が描かれていたり。
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キッチン |
キッチンの様子も細かく描かれていてとても興味深いです。
ソーセージやチリのようなものが吊るされていたり、魚が積んであったりして、
当時の食生活を垣間見ることができます。
青のホール
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青のホール |
階段を降りて最後の部屋は、青のホール。
ここも現在は、会議やセミナーの会場として利用されています。
小さなパイプオルガンは、昔からここにあったものだそう。
何かが飛び出しているような天井の装飾がまた独特です。
出口
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出口 |
出口には噴水があり、階段の柵がまたおしゃれ。
左奥の黒い扉は、窓の形が可愛かったです(^O^)
ゆっくり見学しても1時間ほどで回れてしまう小さな宮殿ですが、その建築とデザインはただただ素晴らしいものでした!!
壁も床も柱も細部まで装飾が施され、次々に変化する空間のその世界観に圧倒されます。
カタルーニャの歴史的な建築を体験することができました(^O^)
シッチェスに来るならおすすめの観光スポットです♪
さて次回は、二つ目のミュージアムへ向かいます!
続きはこちら
*Memo*
Address : Carrer de Fonollar, s/n 08870 Sitges (Garraf)
Opening hours :
レンタルスペースの部分があるため、開館日は不定期。事前にHPで確認することをお勧めします。
Fees :
大人 5€
25歳以下の学生、シニアなど 2,5€
16歳以下の子ども 無料
その他のミュージアムとのコンビチケットあり(詳細は
HPより)
毎月第一水曜日は無料(祝日等は除く)
others :
ガイドツアーあり(英語、スペイン語、カタルーニャ語)
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今回参考にしたページ
・Palau de Maricel
Visitmuseum
読んでいただきありがとうございました!
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